カフェインの効果

覚醒作用
カフェインはアデノシン受容体に拮抗し、神経伝達物質であるアデノシンの作用を抑制する働きがあります。それにより神経や心筋などの細胞を興奮させ、覚醒作用、いわゆる眠気覚ましの効果をもたらします。脳が活性化して集中力を高める働きがあります。
脂肪燃焼効果
体内の脂肪を分解してエネルギーとして活用しやすくする働きがあります。カフェインを摂取するとアドレナリンが分泌され、ホルモン感受性リパーゼという酵素が活性化します。この酵素は体脂肪を分解し、脂肪酸をエネルギーとして使いやすくしてくれます。運動・トレーニングの前にカフェインを摂取することで脂肪燃焼をサポートすることができます。
利尿作用
カフェインには一時的に尿の排出を促す「利尿作用」があります。これは腎臓の血流量を増やし、尿の生成をやや活発にするためです。ただし、日常的にカフェインを摂取している人では体が慣れてしまい、利尿作用は次第に弱まることが知られています。むくみの軽減につながることもありますが、カフェインを含む飲み物だけで水分補給を行うと脱水を招くおそれがあるため、カフェインを含まない飲料(水や麦茶など)も併せて摂るようにしましょう。
「紅茶のカフェイン量」についてよくある質問

ここまで紅茶のカフェイン量について紹介しました。ここでは「紅茶のカフェイン量」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
コーヒーと紅茶、どちらの方がカフェイン量が多いのでしょうか?
流田 春菜
コーヒーです。
粉末のコーヒー豆10gを熱湯150mLで浸出させたとき、カフェインは100mLあたり60㎎、インスタントコーヒーは2g使用した場合、1杯あたりのカフェインは80㎎です。紅茶は、茶葉5 gを熱湯360 mLで1.5〜4 分浸出させたとき、カフェインは100mLあたり30㎎です。紅茶に含まれるカフェイン量は、コーヒーの約半分程度です。
実は、原料の段階では紅茶の茶葉の方がカフェインを多く含みますが、抽出に使う茶葉の量が少ないため、最終的に一杯あたりのカフェイン量はコーヒーの方が多くなります。
紅茶は寝る前に飲まない方がいいのでしょうか?
流田 春菜
カフェインの代謝には数時間程度かかると言われていますので、就寝前4時間以内には摂取を控えることが望ましいでしょう。就寝前のリラックス効果を求める場合には、ノンカフェインのハーブティーや、カフェインレスの紅茶を選ぶと良いでしょう。

