
高校に入っても全然彼女ができる気配のない内気な男子が「垢抜けてモテてやろう」と決意し、わざわざ東京の美容院に行ってまでイメチェンをする話がかわいすぎると話題だ。「その美容院どこ?東京の美容院!?今すぐ予約したい!」「ごめんおかん、今から東京の美容院行ってくるわ」「あれー?私も東京の美容院通ってるのに異性と話せないぞー」とコメント欄は大騒ぎしている。
この漫画を描いたのは、2017年冬期のゲッサン新人賞(小学館)や、2021年5月期の新世代サンデー賞(小学館)で佳作受賞の経歴を持ち、2024年12月まで「DLsite comipo」(viviON)にて『強がりユキヒト君はデレたくないのに』を連載していた漫画家・墨染清(@sumizomesei)さんだ。墨染さんに本作について話を聞いてみた。
■「ホストみたいな髪型にしてください!!」高校デビューが思わぬ方向へ



内気な高校1年生の男子がイメチェンを決意し、向かったのは“東京の美容院”である。本作では、人見知りの彼が勇気を振り絞り、「ホッ…ホストみたいな髪型にしてください!!」とオーダーする姿が描かれる。大胆な注文の裏には彼なりの理由があり、その真相も見どころの1つである。緊張の末に変身を遂げ、意気揚々と登校するも、待っていたのはクラスの注目ではなく、教室で泣き崩れる女子の姿であった。思わぬ展開に戸惑いながらも、彼は彼女に声をかける決意をする。
作者の墨染さんは、この設定について「高校デビューの男の子を描きたいな、というのが最初にありました」と語る。「美容院に緊張しながら行く男の子」のイメージから物語が広がり、“東京の美容院”という舞台が選ばれたという。「おしゃれでちょっと敷居が高そうな場所で緊張してほしかった」とその意図を明かした。
物語のなかでも印象的なのが、スマホを没収されて落ち込む女子とのやりとりである。主人公の男子は「俺がスマホの代わりになってやる」と声をかけ、独特な距離感で距離を縮めていく。この展開について、墨染さんに実体験なのか尋ねると「残念ながら(笑)、これは未体験です」としつつ、「やってみたいという感想がうれしかった」と話す。
予想外の出来事をきっかけに、少しずつ変化していく主人公の姿も見どころである。「女子に声かけたった!!」と自分の行動に驚きながらも、彼は“東京の美容院の力”を実感していく。甘酸っぱいやりとりと成長の一歩が詰まった本作「東京の美容院に行った俺VSスマホ依存地雷系女子の話」。青春のドキドキを味わいたい人はぜひ読んでみてほしい。
取材協力:墨染清(@sumizomesei)
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