
姉は10歳、妹は9歳。
両親が離婚し、父も母も去っていきました——。
母子3人の新たな生活が始まると思っていた姉妹。しかし姉の朋と妹の真由は、いきなり伯母の家に預けられ、行き先も告げず去っていく母の背中を見送ります。
お父さんもお母さんも、自分が幸せになりたくて私たちが邪魔になったのか…。
愛人と暮らすため家族を捨てた父、自分の人生をやり直すために子どもを捨てた母。身勝手な両親に翻弄されながらも、姉妹は前を向いて生きていきますが…?
憎んでも恨んでも、両親を嫌いになれない。そんな2人が、苦難や理不尽に直面しながらも支え合って成長していくエピソードをお送りします。

※本記事はひらたともみ(著)の書籍『親に捨てられた私と妹 不器用な人』から一部抜粋・編集しました。
ある日、伯母の「2人を養子に」という申し出に、母も大賛成。嫌がる子どもたちに、養子になるか施設に行くかの二択を迫ります。大人に自分たちの未来を天秤にかけられた姉妹は、いつも優しく話を聞いてくれる父方の祖母の家で暮らすことを決意。初めて自分たちで歩く道を選びました。








優しい祖母が暮らす田舎町へやってきた姉妹。心機一転、新たな暮らしが始まりますが、人の温かさに感動したのは最初だけ。近所で「あそこの娘か」と噂され、また心を曇らせていきます。幸せに暮らせる場所はどこにあるのか——親に捨てられた子どもの切実な願いが伝わってきます。
著=ひらたともみ/『親に捨てられた私と妹 不器用な人』

