緑内障の9割が「正常眼圧」? 1回きりの検査では不十分な理由
編集部
眼圧が正常範囲内であれば緑内障の心配はないでしょうか?
眞鍋先生
大きな誤解です。広義の慢性緑内障の約9割は、眼圧が正常範囲内である「正常眼圧緑内障」です。また、眼圧の適正値は人によって異なるため、検査結果が一般的な正常値であっても、その人にとっては病気を引き起こす数値の場合があります。
眼圧は本来、経時的な変化を追うことが重要です。たった1回の計測結果だけでの判断は危険と言えるでしょう。緑内障で一度失った視野を回復させることはできません。自覚症状が表れたときには視野の回復が難しいため、定期的に精密検査を受ける姿勢が重要です。
編集部まとめ
健康診断の眼科検査は、あくまで最低限のスクリーニングです。視力が1.0以上あり、眼底検査の結果や眼圧の数値が正常でも、重大なトラブルが隠れている可能性は否定できません。一生使い続ける大切な眼だからこそ、健診結果を過信しない姿勢を持ちましょう。

