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『春バテ』が慢性化するとどんな影響が出るかご存じですか? “健康リスク”を医師が解説

『春バテ』が慢性化するとどんな影響が出るかご存じですか? “健康リスク”を医師が解説

春バテを放置して症状が慢性化すると、一時的な不調では済まない深刻な健康問題へと発展する可能性があります。自律神経の乱れが長期化することで、うつ病や不安障害といった精神疾患のリスクが高まるほか、心血管系への悪影響も懸念されます。季節性の不調として軽視せず、早期に適切な対処をすることが重要です。ここでは春バテの慢性化がもたらす長期的な健康リスクについて、医学的な観点から詳しく解説します。

伊藤 有毅

監修医師:
伊藤 有毅(柏メンタルクリニック)

専門領域分類
精神科(心療内科),精神神経科,心療内科。
保有免許・資格
医師免許、日本医師会認定産業医、日本医師会認定健康スポーツ医

春バテの慢性化による長期的な健康への影響

春バテを放置すると、症状が慢性化し、季節を問わず不調が続くようになる可能性があります。医療機関では、自律神経の不調を主訴とする状態を「自律神経機能不全」や「身体表現性障害」「適応障害」などとして診断することがあります。

うつ病や不安障害といった精神疾患を発症するリスクも高まります。春バテによる睡眠障害や意欲の低下が長期化すると、脳内の神経伝達物質のバランスが大きく崩れ、本格的な精神疾患へと移行することがあります。この場合、心療内科や精神科での専門的な治療が必要になります。

心血管系への影響も懸念されます。自律神経の乱れが続くと、血圧の変動が大きくなり、高血圧や不整脈のリスクが高まることが示されています。特に中高年の方では、心筋梗塞や脳卒中といった重篤な疾患のリスク因子となる可能性があります。

まとめ

春バテは気候の変化や環境の変化によって自律神経が乱れることで起こる、春特有の不調です。前兆を見逃さず、早期に対処することで、症状の悪化を防ぐことができます。放置すると慢性化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、症状が2週間以上続く場合や生活に支障が出ている場合は、医療機関への受診を検討することが大切です。生活習慣の改善を基本としながら、必要に応じて専門的な治療を受けることで、春を健やかに過ごすことができるでしょう。

参考文献

厚生労働省「自律神経失調症」

配信元: Medical DOC

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