このシリーズでは、これまでのコラムを通して、あなたの心の旅路に寄り添ってきました。
これまで

あなたが抱える疲労やストレスは「あなただけじゃない」というメッセージをお伝えしました。
その「辞めたい理由」が、実は最高のキャリアチェンジ理由になるという、視点の転換を提案しました。
「私、この仕事しかできない…?」という不安を払拭するために、あなたの隠された強みを見つける方法をご紹介しました。
専門性を活かせる具体的な転職先について、後悔しないための情報収集の重要性をお話ししました。
そして、最終章となる今回は、これまでのキャリアを一度リセットし、全く新しい「畑違い」の分野へ飛び込むという、さらなる選択肢についてお伝えします。
「これまでの経験が全く活かせないのでは…」
「ゼロからのスタートで、また辛い思いをするのでは…」
そんな不安を抱えるお気持ちは、当然のことです。
しかし、あなたがこれまで医療・福祉の現場で培ってきた経験は、決して無駄にはなりません。
むしろ、それは、どんな業界でも通用する、かけがえのない「切符」となり、新しいキャリアの扉を開いてくれるはずです。
あわせて読みたいコラム:介護職から異業種転職を成功させる方法|未経験でも活かせるスキルとは?
1.なぜ、あえて「畑違い」の道を選ぶのでしょうか?

「畑違い」の道を選ぶ理由は、人それぞれです。
しかし、その根底には、これまでのキャリアだけでは満たされなかった、心の声が隠されています。
例えば、介護職から異業種への転職を考えたある方は、夜勤や不規則な勤務による生活リズムの乱れや、身体的な負担からくる疲労に悩んでいました。
これらの不満は、転職という選択肢を考える上で、重要な動機となります。
しかし、それだけではありません。
「介護の仕事も好きだけど、違うことにも挑戦してみたい」
「体力仕事ではない、安定した環境で長く働きたい」
そう願う「前向きな気持ち」こそが、新しい一歩を踏み出す、真の原動力となるのです。

