洗濯研究家の平島利恵です。
衣替えの季節、タンスから冬物を出したら「去年はなかったはずの黄ばみが…」「毛玉だらけで結局捨てた…」という経験はありませんか。
実はこれは、しまう前のひと手間で防げるんです。
お気に入りの冬物を来年も気持ちよく着るために、『しまい洗い』のポイントをお伝えします。
黄ばみの原因は『見えない汚れの酸化』
撮影:Heulie
「冬物はそんなに汗をかいていないから大丈夫」と思っている人も多いのではないでしょうか。
実は、暖房の効いた室内や重ね着で、冬でも意外と汗をかいています。
汗や皮脂は透明なので、目に見えません。しかし、洗濯で落とし切れていないと繊維に残り、時間とともに酸化して黄ばみやシミに。
リンゴの切り口が茶色く変色するのと同じ現象です。
冬物別・しまい洗いのポイント
冬物別の『しまい洗い』のポイントは以下の通りです。
普段着の冬物(フリース・パーカー・インナーなど)
撮影:Heulie
見えない皮脂や汗の汚れを落としてから、しまいましょう。40℃程のお湯で温水洗いをすると、洗剤の力が活性化し、皮脂汚れが落ちやすくなります。
食器の油汚れがぬるま湯で落ちやすいのと同じ仕組みです。
すでに黄ばみやニオイが気になるものは、お湯にアルカリ性の粉末洗剤をよく溶かし、30分〜1時間つけ置きしてから洗濯機へ。繊維の奥にたまった汚れまでスッキリ落とせます。
デリケートな冬物(ニット・カシミヤ・ウールなど)
撮影:Heulie
水洗いできる衣類かを洗濯表示を確認し、『桶マークに×』のものはクリーニングに出しましょう。
自宅で洗える場合、ニットは温水での洗濯がNGです。縮みの原因になります。
おしゃれ着洗剤を使い、『手洗いコース』や『ドライコース』で優しく洗いましょう。
もし、シミや汚れがあった場合も、もみ洗いは避けるほうがベター。
洗剤を汚れに直接塗ってから洗濯をし、落ちない場合はクリーニング店で相談しましょう。

