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「糖尿病の人が動脈硬化」になるとどんな病気を発症しやすい?【医師監修】

「糖尿病の人が動脈硬化」になるとどんな病気を発症しやすい?【医師監修】

糖尿病で動脈硬化になった場合の治療と生活上の注意点

糖尿病で動脈硬化になった場合の治療と生活上の注意点

糖尿病かつ動脈硬化の場合、動脈硬化はどのように治療しますか?

治療は、血管の状態とリスクを確認したうえで、進行と再発を防ぐ方向で組み立てます。まず糖尿病の治療は、血糖だけでなく心臓や腎臓の状態、低血糖の起こりやすさを踏まえて薬を選びます。そのうえで、脂質異常症や高血圧があるかを確認し、必要に応じて治療を行います。LDLコレステロールが高い場合は脂質を下げる薬を、血圧が高い場合は降圧薬を用い、数値の推移を見ながら調整します。すでに心筋梗塞や脳梗塞などを経験した方は、血のかたまりを作りにくくする薬も併用します。

食生活で気を付けることを教えてください

食事は、血管に負担をかける要素を減らしつつ、続けられる形に整えることが大切です。まず、甘い飲み物や菓子類を日常的にとっている場合は、頻度と量を決めて減らします。次に、主食の量を決め、大盛りにしない、セットのごはんやおにぎりを付けないなど、主食を増やしにくくしましょう。脂質は量だけでなく質も重要で、動物性の脂が多い食事が続くと、LDLコレステロールが上がりやすくなります。揚げ物や脂身の多い肉、バターや生クリーム、加工肉などは取りすぎないようにしましょう。反対に、魚、大豆製品、ナッツ類などを活用し、肉は脂質が少ない部位を選ぶとよいです。塩分が多い食事は血圧を上げやすいので、汁物は量を控え、加工食品や漬物の頻度も減らします。

食事以外に生活のなかで気を付けることはありますか?

運動は血流や代謝に関わるため、続けられる形で取り入れます。急に強い運動を始めるより、歩く時間を増やす、家事や移動のなかで身体を動かす場面を作るなど、日常の活動量を少しずつ増やす工夫を行うとよいです。喫煙は血管の傷みを進めるため、禁煙は効果の大きい対策です。睡眠不足が続くと食欲や血糖の変動が乱れやすくなるため、就寝と起床の時間をそろえることも大切です。糖尿病の方は足の血流低下や感覚の低下が重なると、傷に気付きにくいことがあります。毎日、足先の色、腫れ、傷、靴ずれの有無を確認しましょう。

編集部まとめ

編集部まとめ

糖尿病がある方は、血糖が高い状態が続くことで血管の内側が傷つきやすくなり、動脈硬化が進みやすくなります。動脈硬化は、血管の壁にプラークが育ち、血管が狭くなることで血流が落ちます。さらに、プラークの表面が傷つくと血のかたまりができ、血管が急に詰まる場合があります。その結果、心筋梗塞や脳梗塞、足の血管の病気などの発症につながります。

対策は血糖だけに絞らず、血圧やLDLコレステロール、喫煙、体重、運動習慣などを合わせて整えることが基本です。まず糖尿病の治療は、心臓や腎臓の状態、低血糖の起こりやすさなどを踏まえて薬を選びます。そのうえで、脂質を下げる薬や降圧薬を用いることがあり、状況によっては血のかたまりを作りにくくする薬が検討されます。食事は主食量や脂質、塩分を無理のない範囲で見直し、生活のなかで歩く時間を増やす工夫、禁煙、足の観察を習慣にしましょう。

参考文献

『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版』(日本動脈硬化学会)

『糖尿病予備軍』(日本臨床内科医会)

『糖尿病診療ガイドライン2024』(日本糖尿病学会)

配信元: Medical DOC

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