オキシトシンの出し方とは?メディカルドック監修医がオキシトシンの男女別の効果・出しやすい人の特徴・1人で出す方法などを解説します。

監修医師:
木村 香菜(医師)
名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。
「オキシトシン」とは?

オキシトシンは、脳の視床下部で作られるホルモンの一種です。もともとは、出産時に子宮を収縮させたり、母乳が出るよう促したりする働きで知られていました。加えて近年の研究では、オキシトシンが脳内でも作用し、不安を和らげたり、他者への信頼感を高めたりする働きもあるとわかってきました。
そのため、オキシトシンは安らぎと結びつきをもたらすものとして、「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」と呼ばれることもあります。オキシトシンは、女性だけでなく男性にとっても、家族や友人とのつながり、こころの安定に関わる大切な物質なのです。
オキシトシンはどこから分泌されるの?

オキシトシンは、脳の視床下部にある「神経細胞(ニューロン)」という場所で作られます。そこで産生されたオキシトシンは、軸索(※)を通って、下垂体後葉と呼ばれる部分まで運ばれ、そこから血液中に分泌されるのです。
(※)軸索とは、神経細胞から伸びる長い突起のこと。情報を伝達する出力ケーブルのような役割をもつ。
血液とともに全身を巡るオキシトシンは、子宮や乳腺にある受容体と結合し、子宮の収縮や母乳の分泌を促します。また、一部のオキシトシンは下垂体後葉ではなく、扁桃体や海馬、側坐核、前頭前野といった場所にも運ばれ、軸索の先端から分泌されます。そこで各領域の受容体と結合し、不安の軽減や、信頼関係の形成などに関わっているのです。

