●上告審は10年間でわずか4件、うち3件が3月
「上告審」については、2015年〜2024年の10年間で「破棄自判・無罪」が言い渡されたのはわずか4件で、2017年3月、2018年3月、2022年1月、2023年3月に各1件ずつとなっている。
そもそも上告審で「破棄自判」の判決が言い渡されること自体が極めて少ないため、単純な比較は難しいが、ここでも3月における無罪判決が目立つ結果となった。

●年度末に裁判官の処理事件が多くなる可能性も
最高裁の資料を見る限り、10年間という限定的な範囲ではあるものの、「3月になると無罪判決が多く出る」という印象は、必ずしも的外れとは言えなさそうだ。
ただし、裁判官が処理する事件数自体が年度末の3月に多くなる可能性もある。そうした場合、単に分母が増えることで、無罪判決の数も比例して多く見えている可能性も残されている。

