カフェインの致死量

致死量とは一度に摂取した場合に死に至る量のことです。
個人差はありますが、一般的には5~10gとされています。
これはエナジードリンク(100mlあたり約32mg含有)の場合で150本以上、コーヒー(120mlあたり約80mg含有)なら約60杯以上に相当します。
カフェインの効果

眠気を覚ます
私たちが眠気を感じるのは、脳内で「アデノシン」という物質がアデノシン受容体に結合し、神経の活動を抑えるためです。カフェインは、このアデノシン受容体に結合できる構造を持っており、アデノシンの代わりに受容体に結合してその働きを妨げます。
その結果、神経の活動が活発になり、眠気が抑えられて覚醒しやすくなるのです。
疲労軽減
運動機能調節と密接に関係しているアデノシン受容体をカフェインが遮断すると、運動能力が改善され、疲労感が軽減することがあります。
頭痛の軽減
頭痛は血管が拡張したときに起こります。カフェインには軽度の血圧上昇を引き起こす事があるため、それによって血管が収縮され、片頭痛などの緩和に役立つことがあります。
利尿作用
腎臓の尿細管でのナトリウム再吸収が抑制されることで、利尿作用が促進されます。
ダイエット効果
脂肪の代謝を促進し、基礎代謝を向上させることでダイエットのサポートになります。

