
高石あかりがヒロインを務める連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。3月27日放送の最終回である第125回では、後悔に沈んでいたトキ(高石)が、ヘブン(トミー・バストウ)との他愛もない日々の中にあった本当の幸せに気づく終幕を迎え、視聴者から感動の声が殺到している。(以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■後悔に沈むトキ、ヘブンの着るものさえ縛り付けていた記憶
自由奔放だったヘブンを縛り付け、彼の人生を台無しにしてしまったのではないか。自責の念に駆られるトキは、司之介(岡部たかし)やフミ(池脇千鶴)らが見守る中、丈(杉田雷麟)にヘブンとの思い出を話し始める。
語ったのは、「西洋人らしさを求められているから」と、ヘブンにトキが無理やり着せていたコートのエピソード。和装を愛したヘブンはその上着を「ヤバンコート」と呼び、帰宅するなり機嫌悪く脱ぎ捨てるほど嫌っていた。
しかしある日、英語が苦手なトキが「フロックコート(Frock coat)」を「フロッグコート(Frog coat)」と聞き間違えたことをきっかけに、ヘブンは「フロッグコート…グワグワ」と笑い、その日以来、嫌がらずにコートを羽織るようになったという。

■「ほんに他愛もない毎日だった」聞き間違いが生んだ、愛おしい真実
「自分に愛想を尽かして笑っていたのでは」と語るトキに対し、丈は思わず吹き出し、「勘違いです。フロッグは蛙。それはフロッグではなくフロックコートです」と告げる。ヘブンは「フロッグコート」と言い間違えるトキが愛しくて笑っていたのだ。
トキの勘違いに笑いながら、司之介がトキの数々の失敗を思い出す。ビア(ビール)を「鎌」と聞き間違えたり、ビアを吹きこぼしたり、アイロンでシャツを焦がしたり…完璧ではなくとも、そこには笑い合える他愛もない日々があった。「他愛もない、ほんに他愛もない、スバラシな毎日だっただない」というフミの言葉が、どん底にいたトキの視界に美しい色彩を取り戻させていく。
■三日三晩語り継がれた“他愛ない日々”「KWAIDAN(怪談)」は時を超えてベストセラーに
亡き夫を思い、声を上げて泣きじゃくるトキ。その手に蚊が止まると、トキは「会いに来てくれた」と確信したかのように、慈しむような微笑みを浮かべる。ヘブンは生前、生まれ変わるなら蚊になりたいと話していたのだ。それから三日三晩、トキは穏やかな顔で、ヘブンとの愛おしい思い出を語り続けた。
「KWAIDAN(怪談)」は2人の死後、世界中でベストセラーとなった。そしてトキが語った言葉は「思ひ出の記」という一冊の本になった。

■伏線回収のラストシーン…「この世はうらめしい、けど、すばらしい」
物語の最後、第1話と繋がる演出が視聴者を驚かせた。白い着物を纏ったトキが、ろうそくを挟んで向かい合うヘブンに「これが私、トキの話でございます」と語りかける。若かりし日の姿で再会したように見える2人は、「スキップしましょうか」と闇の中へ散歩に出かけた。
「この世はうらめしい。けど、すばらしい」という本作の根底にあるメッセージが、「フロックコート」の聞き間違いから生まれたエピソードで象徴的に描かれた。
■「最高の最終回」SNSでは壮大な伏線回収に驚きと感動の声
放送終了後、SNSには「他愛もない毎日が愛しいということに気付かせてくれてありがとう」「トキちゃん&ヘブンさんの思い出の写真たちに涙が止まらなかった」「これ以上ない終わり方でした…」「最高の最終回でした。ばけばけ、ありがとう!」と感動の声が殺到。
特にラストシーンについては、「トキちゃん白装束だったのかな」「ヘブンさんが若いってことは、“あの世”で再会できたのですね」「第1話の語り合っている2人がラストシーンで伏線回収されるとは…!」「もしかして私たちはトキちゃんの本を読んでいたということ…?鳥肌立った」と、鮮やかな伏線回収に驚きと感動の声が寄せられている。
※高石あかりの「高」は正しくは「はしごだか」


