『ジャガイモの芽が出ないようにするには、リンゴと一緒に保存するとよい』と聞いたことはありませんか。
古くから知られる知恵ですが、実際に家庭で試してみると、期待したほどの効果が得られなかったり、逆にジャガイモを腐らせてしまったりすることもあるようです。
そこで当記事では、キユーピー株式会社のグループ企業である深谷ベジタブルコミュニケーション株式会社の、野菜ソムリエ上級プロとして活躍する松村佳代さんに、『リンゴが発するエチレンガスがジャガイモに与える影響』や『家庭でできるジャガイモの保存方法』について聞いてみました。
なぜリンゴでジャガイモの芽が出にくくなる?
リンゴが発する『エチレンガス』は植物ホルモンの一種で、キウイなどを食べ頃に熟成させる働きで知られています。
一方で、エチレンガスには『細胞の伸長を阻害する』性質もあるのだとか。
※写真はイメージ
ジャガイモの芽が伸びようとする際にエチレンガスがあたると、正しく生長できなくなり、結果として発芽が抑えられるそうです。
この不思議な性質は、専門の保管貯蔵庫における長期保存の技術として活用されています。
効果を最大化する『選び方』と『量』の目安
実は、どんなリンゴでも同じ効果が得られるわけではありません。
※写真はイメージ
エチレンガスの放出量は、品種によって大きく異なる点を押さえておきましょう。
・推奨される品種:『つがる』『王林』など(エチレン放出量が多い)
・分量の目安:ジャガイモ30個に対してリンゴ1個

