
内田理央が主演を務めるドラマ「略奪奪婚」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系ほか)の最終回・第12話が3月24日に放送された。 今まで自分を縛り付けてきたこと全てに別れを告げた元嫁・千春の姿に「幸せに過ごしてほしい」「千春の選択正解すぎる」などの声がSNSで寄せられた。(以下、ネタバレを含みます)
■問題だらけの男女が自分の幸せを探す復讐サスペンス
同ドラマは、2022年に電子コミックとして販売されると、“元嫁VS今嫁の醜悪な妊娠バトル”として同世代の読者から共感の声を集めた山田芽衣氏による同名漫画が原作。
「先に授かったら勝ちなの?勝ったら人の夫を奪い取ってもいい法律でもあんの?」長年の交際を経て結婚したものの子宝に恵まれず、落ち込んでいた主人公の前に夫の子供を身ごもった若い女性が現れたことで離婚することとなる。
その後、あることをきっかけに略奪婚をした不倫女に復讐し、元夫を略奪し返そうと決意。問題だらけでコンプレックスを抱えた登場人物が、血を流しながら、自分の幸せを探す復讐サスペンスが開幕する。

■内田理央、伊藤健太郎、中村ゆりか…登場人物全員がヒール役
主人公・千春を内田、千春の夫でうだつの上がらない一介の精神科医・司を伊藤健太郎、司の不倫相手・えみるを中村ゆりかが演じる。
また、千春が利用する元ホストのナオを松本大輝、司の病院の事務員・梅田亜衣を川島鈴遥、えみるの元カレで人気ライバーの海斗をISSEI、千春のお気に入りでNo.1ホストのヒロキを小野塚勇人、司の母親で司の兄の隆に熱い愛情を捧ぐ相葉藍子を街田しおん、お金にだらしなく実の娘である千春のお金を頼りにしている佐久間早苗を野村真美が扮(ふん)する。

■内田理央“千春”、“自分がえみるを追い詰めた”と自責の念に駆られる
司から直接別れを切り出されたえみるは、司の目の前で、隠し持っていたナイフで手首を切ってしまう。えみるが担架で運ばれる姿を目撃した千春は、“自分がえみるを追い詰めた”と、自責の念に駆られる。
えみるの事が心配になった千春は、えみるが入院している病室に向かう。千春の顔を見たえみるは「なんであんたがここにいんのよ」と苛立ち、心配する千春の言葉を遮りながら「出てって!これでわかったでしょ?あんたは負け、えみるは勝ち」と言い放つ。さらに、切った手首を見せながら「えみるは命かけたの。司くんを繋ぎ止めるために命かけたの!あんたに司くんは絶対渡さない」と叫ぶ。
あきれた千春は「手首切って男繋ぎ止めってんじゃねーよ。どうせすぐまた、司に捨てられるから」と鼻で笑う。えみるは「消えて、あんたの顔なんてもう見たくない!」と激怒、千春は「奇遇だね。私も同じこと思ってた。お大事に」と病室を後にするのだった。

■内田理央“千春”の決断に「幸せに過ごしてほしい」「千春の選択正解すぎる」の声
えみるの病室を出て行った千春は、待合室で「なんで司と結婚したの?」と心の中の自分から問われる。「この人と幸せになりたい、この人と生きていきたいと思ったから」と自問自答。さらに「なんで子どもを作ろうと思った?」と問われた千春は「愛する人の子どもが欲しいと思ったから」と答えるも、「本当にそれが理由?」と疑念を抱かれる。
千春は「違うかもしれない。司と子供、これさえ手に入れば、幸せになれると思ったから、欠陥だらけの私が、幸せになる方法だと思ったから」と話し、えみるも司も自分も、“自分の幸せを求めていた”似たもの同士だと気づく。
自問自答し、“今のままでは幸せにはなれない”と思った千春はある決断をする。
翌日、千春は、入院している母の病室に向かい、今まで千春のお金を頼りにしてきた母に全財産が入った封筒を渡す。そして、「これあげるから私と縁を切って欲しい」と切り出し、「私は一人で生きていく。だからお母さんも一人で生きて。もう連絡してこないでください。さようなら」と別れを告げた。
千春の決断とは、お金、母親、幸せな家庭への憧れ、えみるへの復讐心など、“全て手放す”ことだった。
千春は、司との関係も終わらせるため二人が初めて出会った場所に、別れを告げに行く。少し思い出に浸り、帰ろうとした時、司が現れる。司は「最近さ、千春と一緒に過ごしてたいた時のことばかり思い出すんだ。もう一度、やり直せたらなって」と千春を優しく抱きしめる。“全て手放す”ことを選んだ千春は「私も司のことばっか考えてたよ。別れてから、今までずっと…司、さようなら、私たちもう終わりだよ」と別れを告げた。
そして最後に千春は、司に2つの約束をさせる。1つは「えみとお腹の子供を愛すこと」、2つ目は「幸せになること」。約束を告げた千春はどこかスッキリとした表情で、立ち去るのだった。
“全て手放す”ことを決断した千春に視聴者からはSNSで「千春幸せになってね」「幸せに過ごしてほしい」「千春がいろんな事から解放されてよかった」「千春の選択正解すぎる!」などの声が寄せられた。
幸せを手に入れるため、どこかに依存してきた、ちはる、えみる、司。最終回で千春は依存したままでは、幸せにはなれないと気づき“全てを手放す”ことを決断。自分の幸せを探す物語を経て、やっと幸せを探すスタートラインに立ったのかもしれない。千春が今後、幸せに過ごしていくことを願う。
◆文・構成=山田椋太


