認知症の方にあわせた転倒予防策を実施しよう
認知症の方が転倒しやすい主な理由として、「理解力・判断力の低下」「焦りや妄想などの症状」「バランス能力の低下」「薬による副作用」があげられます。認知症の方が転倒すると骨折や入院のリスクも高まりやすく、介護がさらに必要となる要因となります。転倒を予防するためには、自宅で転びやすい場所を把握しつつ、環境を整備することが大切です。また、リハビリによって身体機能を高めることや、服用している薬の見直しについて医師に相談することなども行ってみましょう。
参考文献
(1)鈴木みずえ:認知症高齢者の転倒予防:認知症高齢者の視点からの転倒予防のエビデンスと実践. 日転倒予会誌. 2016;2(3):3-9
(2)征矢野あや子:認知症のある高齢者の転倒予防. 日転倒予会誌. 2014;1(1):17-21
(3)日本神経学会:認知症疾患診療ガイドライン2017:2章 症候,評価尺度,検査,診断[https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/degl_2017_02.pdf](最終閲覧日:2025年2月10日)
(4)杉本大貴:軽度認知障害および認知症における転倒の実態:疫学データ. 日転倒予会誌. 2023;10:37-43
(5)消費者庁:毎日が#転倒予防の日〜できることから転倒予防の取り組みを行いましょう;参考資料[https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_055/assets/consumer_safety_cms205_211005_02.pdf](最終閲覧日:2025年2月10日)
(6)内閣府:平成17年度 高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果(全体);2 転倒事故[https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h17_sougou/19html/2syou-2.html](最終閲覧日:2025年2月10日)
(7)田中尚文:認知症リハビリテーションの現状とエビデンス. Jpn J Rehabil Med. 2018;55(8):653-57
※提供元:テヲトル「認知症で転倒リスクは8倍に?予防策を解説【理学療法士監修】」
https://theotol.soudan-e65.com/care/care-basic/fall-prevention

