
BSテレ東で毎週土曜夜10時から放送中の「今宵、町寿司で市川右團次と小粋な一献」。歌舞伎俳優・三代目 市川右團次が酒を楽しみながら店主や常連客と盃を交わし、人情に触れていく番組だ。3月28日(土)の放送はいよいよ最終回とあって、右團次の息子・二代目 市川右近がゲストとして登場。好物のイクラなら20貫いけるという寿司好きの右近が、親子仲良くペアルックで学生街・早稲田へ向かう。
■創業158年を誇る老舗の精神に右團次も共感
訪れたのは明治元年創業、親子六代で暖簾を守り続けてきた老舗「八幡鮨」。春から高校生となる右近にとっては、人生初の“町寿司”だという。緊張した面持ちでカウンターに座る息子を見守る右團次の表情にも、どこか嬉しさがにじんでいるように見える。
親子で乾杯していると、いよいよお待ちかね…おまかせの握りが登場。特製ダレに漬けて一晩寝かせた中トロ、旨みを凝縮させた真鯛の昆布締めなど、丁寧な仕事が光る一貫が並ぶ。さらに鯛でウニを包む手毬ずし「瑞雲」に、「魚で巻く!?」「これは珍しい」と親子そろって大興奮が止まらない。
伝統を守りながら新しい味を生み出す町寿司。その姿に、右團次は歌舞伎の世界を重ねる。「古典と呼ばれる歌舞伎も、最初は新作。新作がブラッシュアップされて古典になっていく。江戸前寿司も同じじゃないかと思う」。創業158年という歴史を守り続ける親子の姿を前に、右近が語る歌舞伎役者としての想いに、父・右團次の胸もじんわり…。
なお同番組は4月からの再放送が決定。4月4日(土)毎週土曜朝9時30分より全12回の再放送がおこなわれる。
■出演者コメント
●市川右團次
今まで色々な町寿司さんに伺って感じたのは、その町の人たちとのつながりや、技を倣っている親子の絆だったり、家族で営んでらっしゃる家族の絆だったり…。子供の時から通っている何十年選手の常連さんに支えられて、しかも輪になって喋れる。町寿司ならではの文化、町に根付いているものって貴重だなと感じました。
今回は“イクラ20貫の人間”せがれとの共演で…(笑)、なかなか父子でお寿司を食べるってないのでいい思い出になります。
僕ら歌舞伎の世界と同じように、お寿司も残していかなきゃいけないものは残していきたい。それを誰かが引き継いでくれれば!そうやって広めて、残していかないといけないですよね。
●二代目 市川右近
明治創業のお寿司屋さんに行くということで、とても緊張しました。でも、初めての町寿司、居心地が良かったです。ウニを鯛で巻くお寿司なんかもあって、ビックリしました。めっちゃ美味しかったです!

