子どもの得意なことを見つけると、どんどん伸ばしてあげたくなる親御さんも多いのではないでしょうか。筆者の知人A子さんの場合、小学3年生の息子さんは計算が得意、ということに気付き、家庭学習では計算ドリルに積極的に取り組むようにしていました。「このスキルを伸ばしてあげたい!」そう思っていたA子さんでしたが、ある日、学校から帰宅した息子さんの様子を見て、考え直したことがありました──。
計算が得意な息子
私の小学3年生の息子は、計算が得意です。息子が計算の宿題をしている時、そのスピードの速さと正確性に私は気付きました。それからは「このスキルを伸ばしたい!」と思うようになり、家庭学習で計算ドリルの量を多めにしたり、少し難易度の高いドリルに取り組むようにしていました。
帰宅した息子の様子
ある日、学校から帰宅した息子が、なんだか疲れている様子でした。
どうしたのかと尋ねると、「今日の算数の授業、プリントが多くて、疲れた……」とのこと。
なんでも、教科書の問題が終わるとプリントが配られ、そのプリントも終わると2枚目のプリントが配られ、それも終わると、というふうに、授業が終わるまでプリントがどんどん出てきたようです。
息子のプリントを見せてもらったら、全部で5枚もあり、どれも計算問題でいっぱいです。
「あー、疲れた」と息子はソファにゴロンと横になります。続けて、「今日、家でも計算ドリルやらないとダメ?」と、疲れきった様子で聞いてきました。
その様子を見て、私はハッとしました。息子は学校で十分勉強しているのに、家で多くの計算ドリルをやらせ過ぎていたかもしれないと気付いたのです。息子への期待が先走り、勉強を先に進めることに力を入れ過ぎていたことを反省しました。

