自転車は「追加ロックをもう1本」が意味を持つ
新生活では、自転車が生活の足になる人も多いでしょう。その大切な足が奪われるのが、自転車盗難です。自転車盗難は身近な犯罪の一つで、短時間の駐輪でも被害に遭うことがあります。愛用の自転車を過去に奪われ、悔しい想いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自転車盗難の防犯で基本になるのがツーロックです。備え付けの鍵に加えて、ワイヤーロックなどをもう1本使いましょう。100円ショップのロックは高級品ほどの強度は期待できなくても、「手間を一つ増やす」ことに意味があります。
犯人は、同じ場所にもっと簡単に持っていける自転車があれば、そちらへ流れやすくなります。自宅の防犯と同じで、自転車の防犯でも大切なのは、高価な防犯装置よりも、窃盗犯に面倒をかけることなのです。
1000円前後でも防犯対策は充分に組める
冒頭でも紹介しましたが、私がこれまで見てきた侵入窃盗事件の中には、ほんの少し対策が違っていれば、防げた可能性があるものが少なくありませんでした。無施錠、補助錠なし、外から生活が見える窓、郵便物がたまった玄関先など、そうした日常の小さな隙が、犯罪の入口になります。
一人暮らしのスタート時は出費がかさみます。そのため、防犯対策に予算をかけることを後回しにしてしまう気持ちも理解できます。ただ、1000円前後でも、「窓の補助錠を2個」「置き配サイン」「個人情報保護スタンプ」「簡易的な防犯ブザー」といった最低限の組み合わせは十分可能です。
ポイントは、「何を一つ買うか」ではなく、窓、玄関、個人情報という3つのポイントを同時に押さえることです。薄くてもいいので、まずは全体を一度カバーすることが重要です。
防犯は、特別な人だけが考えるものではありません。新生活を始めるすべての人が、最初に整えておくべき生活の基礎です。
100円ショップの防犯用品は、決して万能ではありません。それでも、何もしない部屋を、泥棒にとって少し面倒な部屋に変える力はあります。新生活の買い物リストに、防犯用品も加えてみてはいかがでしょうか。
