息子が5歳のころのお話です。当時息子は幼稚園の年中さんで、幼稚園では運動会がありました。私は息子が出る競技をビデオで撮っていたのですが、隣にいたママが突然話しかけてきて……？
ママの発言に一同ドン引き…
息子を撮影していると、隣にいたママが急に「息子くん、うちの子より足が遅いんじゃない？」と声をかけてきました。まさかの発言にびっくりしていると、その後も「やっぱりね！ うちの子のほうが絶対に運動神経がいいわ」「ママさん、毎日ちゃんとトレーニングとかさせてる？ うちは週末にパパとランニングさせているの」と謎の自慢まで始めてきて……。
私はただ息子の姿を見守りたかっただけなのに、そのママはずっと自分の子どもの優秀さをアピールし続けて、挙句の果てには「やっぱり親がしっかりしていないとね」と言い出して、完全にドン引きしてしまいました。ほかのママたちも聞こえていたみたいで、その場は微妙な空気に……。せっかくの運動会なのに、楽しい気持ちが一気に台無しになってしまいました。
運動会のあとにそのママと話すと、どうやら自分の子どもへの期待値が高めで、ついほかの子と比べて見てしまうのだとか。私はこの経験から、誰かと比較するよりも、息子がどれだけ頑張っているのかを気にかけ、支えていくことが大切だと感じました。
著者：ゆゆ／30代女性・主婦。14歳、12歳、10歳の男の子を育てる母。長男の部活の練習に付き合っている。長男と一緒に青春を味わっていることが今の私の楽しみ。
イラスト：さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
