
加藤ローサが主演し、福田麻貴(3時のヒロイン)が共演するドラマ24「婚活バトルフィールド37」(毎週金曜夜0:12-0:42ほか、テレ東系ほか/TVer・Leminoにて配信)の最終回となる第12話が3月27日に放送された。赤木(加藤)は初恋の相手と、青島(福田)は結婚相談所で出会った相手と、それぞれ転機を迎えた。2人の婚活バトルの結末とは?(以下、ネタバレを含みます)
■“婚活”という戦場で幸せを求めて奮闘する37歳の女性の物語
同ドラマは、猪熊ことり氏の同名漫画が原作。アラフォー女性のリアルな“戦い”と“人生”を、愛とユーモアたっぷりに描く、命がけの婚活バトルコメディー。
加藤が演じるのは、猪熊精工で派遣事務として働く赤木ユカ。美人で恋愛経験も豊富で、これまで男に困ったことはなく、ゆるゆると生きてきたが気が付けば37歳に。自己評価が高い赤木は、「高収入イケメン」との結婚を理想に掲げ、婚活パーティー、アプリ、街コン、代理婚活まで、あらゆる“戦場”に飛び込んでいく。失敗しても立ち上がるタフさと、時折見せる素直さが愛おしい“最強の勘違いヒロイン”。
一方、福田が演じるのは、元経済産業省のキャリア官僚という異色の経歴を持つ、猪熊精工の正社員・青島知恵子。泥沼の戦場を生き抜く婚活歴8年の大ベテランだが、恋愛偏差値ゼロの青島は、恋愛をデータと理論で攻略しようとする“こじらせ分析官”。相手に求める条件はルックス度外視の「安定した収入」で、感情で動く赤木を冷徹に見下ろす現実主義者だ。
■赤木は初恋相手からのプロポーズを受ける
高校時代の初恋相手だった岬(武田航平)からプロポーズされた赤木。ただ、岬は漫画家を目指しており、現在の年収は約100万円だった。赤木が掲げてきた婚活の条件にはほど遠いものだが、赤木のプロポーズの答えは「はい」。それを聞いた青島は「はぁ~~~~!?」と思わず叫んでしまう。
「私も東京での婚活バトルに、いいかげん疲れてきたなっていうか。岬くんと宮崎で穏やかに暮らすのもありなのかな~って。だいたい結婚なんてさ、愛があれば他にはなにもいらない」。
赤木が打ち明けると、青島は「きつね」とつぶやいた。その意味が、やがて明らかになるが、その前に、青島の婚活バトルの続きが描かれた。
結婚相談所を介して知り合った内田(戸塚純貴)と、けんか別れしてしまった青島。内田が結婚相談所を辞めたことに少なからずの責任を感じ、仕事帰りの内田を訪ねて「2週間以内であれば無料で再入会可能ですよ」と、わざわざ伝えた。
そんな青島の「自分でも不思議ですよ。なぜ私はこんなにもあなたに執着するのでしょうね」という言葉を聞いた内田は、赤木の家へと向かって相談を持ち掛ける。
自分が青島にイライラしたりムキになって反論したりするのは執着していたからなのかと思ったことを赤木に打ち明ける内田。赤木は、やり直すか、いさぎよくスパっとあきらめるかと提案するが、「そういうゼロか100の話じゃないんです」と返されて、イライラが募る。そして「ごちゃごちゃうるせぇな。ゼロか100なんだよ、それが結婚だろ? どっちかしかねぇんだ。いいかげん腹くくれよ」とバッサリ。内田は衝撃を受けた様子で帰っていった。
■内田が青島に告白する
赤木に背中を押されたかたちの内田は覚悟を決めた行動に出る。結婚相談所に再入会し、青島と会う申し込みをすると、「自分と真剣交際してください!」と告げたのだ。てっきり婚活のアドバイスをすると思っていた青島は、驚きのあまり飲んでいたコーヒーを思いっきり噴き出してしまった。
あらためて「好き」と告白し、これまでの言動について説明する内田。青島は「私は、あなたが一度ならず二度も振った女ですよ」とにらみつけるが、内田はめげずに「どうかもう一度チャンスをいただけないでしょうか」と言う。
「まっ、そこまで頼み込まれては仕方ない。私の初めての真剣交際のお相手として認めてあげましょう」と青島。さらにいつものように一人語りして振り返ると、内田が涙を流していることにギョッとする。
青島の言葉から断られると思っていた内田。青島は「さきほどの言葉は私がより優位に立つためのジャブで…」と慌てふためき、ハンカチを差し出すのだった。
「うれしいです、OKをもらえて」と言う内田に、「私もうれしいですよ。あなたにまた会えて」と、今度は素直な言葉を口にした。2人らしい、かわいくて、くすっと笑える展開にキュンとした。
■青島の言う「きつね」とは…赤木が決断する
さて、次は赤木の番だ。青島の報告を受けて「よかったじゃん、おめでと」と祝福した赤木。このあと岬と合流して故郷の宮崎に戻り、両家の顔合わせをする予定と伝え、自分にも祝福を求める。そんな赤木に、青島は「この期に及んで誰かに背中を押してもらわなければいけないくらい、覚悟が固まってないと」と指摘。
「ちげぇし!岬くん以外、考えられないし」と否定した赤木は、これまでの婚活では条件ばかりを出して「一番大事な愛を見失っていた」と語る。すると、青島は「貴様は、きつねか?」と問い掛ける。
「赤木さんの生皮をかぶった、きつねかと聞いているんだ。赤木さんはクソな人間だが、貴様ほど気色悪い存在ではない」と、独特の論調を繰り広げた青島。要は「いいかげんご自身の本心と向き合われてみてはいかがですか?」というのだ。
岬と待ち合わせた赤木は、青島の言葉が引っ掛かっていた。そしてふと東京のビル群を眺めると、覚悟した表情になり、「やっぱあんたとは結婚できない」と岬に向かって叫んだ。
「この東京であれこれ婚活して、どれもこれもうまくいかなくて。でも、これが私の選んだ道だから。腹くくって、結婚したいと思える男と出会えるまで、私は戦い続ける」。ようやく赤木は本心と向き合ったのだ。
ラストは1年後。青島は内田と真剣交際中だがまだ結婚はしておらず、赤木も婚活続行中。会社の後輩の結婚式に出席した2人が、ブーケトスで競い合うところで幕を閉じた。
赤木の結婚の条件は変わらず高いものの、「結婚したい男と出会えるまで」というのが本心で、それを貫く姿がかっこいい。そして、青島は何かと上から目線であり続け、それはこれからも変わらなそうだが、垣間見える優しさは内田だけでなく、赤木にとっても頼れる存在だ。38歳になっても変わらない赤木と青島の関係にもグッとくる最後だった。
視聴者からは「最後まで妥協しない赤木さんかっこいいよ」「赤木青島コンビ、正真正銘戦友だったな」「この先もストーリーが続いていく終わり方すごくよかった」「内田かわいい」などの反響が上がり、「2ndシーズンやってくれ!!」「続編見たい」の声も寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

