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離婚で「ペアローン」を夫に一本化したい!  借り換えを阻む審査の壁とは 弁護士が解説

離婚で「ペアローン」を夫に一本化したい! 借り換えを阻む審査の壁とは 弁護士が解説

離婚することになり、ペアローンを組んでいた住宅ローンを夫に一本化したいが、クレジットのカードの督促の影響が気がかりーー。こんな悩みが弁護士ドットコムに寄せられました。

相談からは、クレジットカードの督促状が届いたのが、夫なのか、妻(相談者)なのかは明らかではありません。この記事では、督促状が夫、あるいは妻に届いた、それぞれのケースで借り換えへの影響を検討します。

●ペアローンを夫に一本化するための方法

ペアローンとは、夫婦それぞれが借主として、1本ずつ別々にローンを組む住宅ローンのことです。通常、お互いが相手のローンの連帯保証人になります。

離婚の際に夫婦の一方へローンを移すには、法律上「免責的債務引受」(民法472条)という手続きが必要です。

これは、引受人(夫)が元の債務者(妻)に代わって同じ内容の債務を負う仕組みで、夫婦間の合意だけでは足りず、銀行の承諾が必要です(同条3項)。

ただ、銀行が承諾しないケースも多くあります。

そこで、「夫名義で新規に住宅ローンを借り換える」ことも考えられます。

この場合は、夫単独の収入や信用で審査を通過できることが前提になります。

●督促状自体は信用情報には登録されない

「督促状が届いている=ブラック情報」ではありません。信用情報機関(CIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター)に登録されるのは「延滞の事実」であり、督促状の発送自体は登録されません。

ただし、督促状が届いているということは、すでに返済が遅れている可能性が高く、延滞の事実が登録されていれば審査に影響します。

審査への影響は誰のカードローンかで変わります。

借り換えを申し込む夫側のカードローンについて督促が来ている場合、審査に影響しますが、妻側のカードローンについての督促であれば、基本的には影響はあまりなさそうです。

CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センターのいずれも、本人であれば開示請求をすることができます。

各機関に信用情報の本人開示を請求して現状を把握してみてはいかがでしょうか。金融機関や弁護士に相談されても良いでしょう。

監修:小倉匡洋(弁護士ドットコムニュース編集部記者・弁護士)

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