このセリフ、ホラーではなく美容の話。「医療用のヒルに血を吸わせてデトックス効果を図る」というヒル美容を実践しているのが、漫画家のまんきつさんです。とても50歳とは思えない美貌は、異常なまでに手間とお金をかけてきた美容道20年のたまものでしょう。
『そうです、私が美容バカです。極ツヤ』(マガジンハウス、まんきつ著、2025年刊行)は、大好評だった前作『そうです、私が美容バカです。』(マガジンハウス、まんきつ著、2024年刊行)の続編。まんきつさんの美に対するこだわりは、スキンケアやメイクや美容医療を超越し、オリジナリティあふれる自然療法(?)へと進化したのでした。
美肌と健康効果ナンバーワンは「大腸内視鏡検査かも」、という原点回帰な情報も満載。全部、まんきつさんが自分でやったことだから説得力があります。










隠す+オシャレ=若返りの妙
わたくしもピコスポットやレーザートーニングは経験済みですが、シミって根絶できないんですよね。いつぞやは友人と、「シミを取ってもキリがないから、ホクロレベルまで濃くしてアイテム化してしまうか」と話し合ったほど。
まんきつさんは、黒縁メガネで目元の若見えを叶えました。しかもオシャレ、隠している感が出ないのがいいのです。若い時に普段しないメガネをかけていると「失恋して泣きはらした?」なんて心配されたものですが、女も年季が入ってくると事情が異なります。今後、メガネを選ぶ際は太めフレームで。目尻のちりめんジワや目のくぼみも、太フレームでごまかせるそうです。
美容液よりも鏡を変えよう
人生経験を積めば、シミ、シワ、たるみなど、見たくない現実も増えてきます。が、直視しなければ転落するのみの美容道。特に老眼の波が押しよせるアラフォー以降は、まめに視力検査をしたほうがいいかもしれません。まんきつさんは10倍の拡大鏡を使用。これで視力矯正ジプシーから脱却したといいます。「ちっさなゴミもまつ毛一本見逃さない」という拡大鏡。ファンデのズレやヨレも、うっかり伸びた鼻毛も、拡大鏡で防げるのです。ショック覚悟で顔を拡大させましょう。

