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杏里のライブに胸が熱くなる 80曲をともにして気づいた『誰かを幸せにすること』

杏里のライブに胸が熱くなる 80曲をともにして気づいた『誰かを幸せにすること』

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

世界は『誰かを幸せにすること』で成り立っている

杏里のライブに行ってきました。恒例のビルボード東京でのライブ、ステージと客席が近く、アーティストとオーディエンスの交流もありホールコンサートとはまた別の楽しみがあります。

杏里と初めて仕事したのは40年前。お互いにずいぶん長い道のりを歩んできました。

これまでに80曲ほど書いたでしょうか。杏里に書いた歌たちが、これまでの道のりを照らしてくれているようです。

楽譜の写真

80曲の歌にはそれぞれの物語があります。

主人公の女性は誰かを愛し、愛されて、出会いと別れがあり、傷つき、傷つけて。

困難があっても立ち上がり、また落ち込んで彷徨ってしまう。

そして、その歌を聴いた人それぞれにも物語もあります。

昔聴いた1曲に支えられることもある。その頃にどんな人生を送っていたのか、何に傷つき、何に涙したのか。

ライブ会場にいた一人ひとり、きっといろいろなことを思い出していたのかもしれません。

歌は、時も場所も超えて私たちをその時代に連れて行ってくれる。そう、タイムマシンなのです。

ライブ会場の写真

ライブ会場は大盛り上がりでした。歌も演奏も素敵。

畳み掛けるようにご機嫌なダンスナンバーが続きます。みんな立ち上がりクラップして、踊って。

見回すと、みんな微笑んで幸せそうです。

杏里は歌で人を幸せにしているんだなあと思うと、その尊さに胸が熱くなるのです。

花束を持つ人の写真

私は誰かを幸せにしているだろうか。ライブの喧騒の中で、ふと考える。

誰かに喜んでもらっているだろうか、と。仕事、毎日のごはん、お祝い、プレゼント…日々、ルーティーンでしていることの中に、喜んでもらえることがあります。

考えてみると、私たちの日常というのは誰かに喜んでもらう行為で成り立っているのかもしれません。

それが『役目』としての行為であったとしても、誰かを支えていることには違いありません。

そして私たちも誰かに支えられている。

この世界が『喜んでもらう行為』で成り立っているのだとしたら、その意識を高めることで世界はさらに愛と感謝で満たされることになります。

『誰かを幸せにすること』が循環する世界になる。

理想論者と言われそうですが、そんな夢のようなことは手の届くところにあるのではないでしょうか。

それは私たちの手に託されているのです。

作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー

※記事中の写真はすべてイメージ


[文/吉元由美 構成/grape編集部]

配信元: grape [グレイプ]

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