情が妹をさらに傷つけようとしているのを、見ているしかなかった…
しかし、その数日後、彼女がコソコソと出かける準備をしているのを見つけた。
「かなで、どこ行くの?もう会わないよね?」
「……いや、まだ会う」
「え、なんで!?別れたんでしょ?」
「一応別れたけど……でも、やっぱり好きなんだもん!」
絶句した。 理論ではない。感情が、彼女を泥沼に引き戻そうとしていた。 私は自分の無力さを痛感した。他人の恋愛に、家族ができることには限界があるのだ。
あとがき:土下座は反省の証か、それともただの演出か
30歳の男が20歳の子に嘘をつき、バレたら床に頭をこすりつける。この情けなさに呆れる一方で、恋愛の「情」という魔物の恐ろしさを痛感します。あんなに酷いことをされたのに、ふとした瞬間の優しさを思い出して「まだ好き」と言ってしまうかなでの揺らぎ。これこそが、クズ男が寄生し続ける理由なのかもしれません。正論だけでは救えない妹を前に、何もできないサツキの無力感が胸を締め付けます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

