
松下奈緒が主演を務めるドラマ「夫に間違いありません」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の最終回が3月23日に放送。夫が事故死であると認められたあと、紗春(桜井ユキ)が罪を償うために自首したシーンに多くの声が上がり、SNSがザワついた。(以下、ネタバレを含みます)
■「夫に間違いありません」とは
同作は、主人公・朝比聖子が夫の遺体を誤認し、保険金を受け取った後に死んだはずの夫・一樹が帰還するところから始まる、人の心の醜さや美しさがあらゆるところにちりばめられたサスペンス。子どもたちの生活と幸せを守るために妻が下す決断が、家族の日常をむしばんでいく様子をリアルに描く。
松下が演じるのは、二人の子どもと義母の面倒を見ながら「あさひおでん」の店主として店を切り盛りする主婦・朝比聖子。ある日突然失踪し、その後、水死体が発見されたことで、家族から死んだと思われていたが、1年後に聖子の前に現れた夫・朝比一樹を安田顕、聖子の義母で一樹の母・朝比いずみを朝加真由美、聖子の息子・栄大を山崎真斗、聖子の娘・亜季を吉本実由、聖子の弟で大手銀行に勤める優秀な銀行員・貴島光聖を中村海人(Travis Japan)、光聖の婚約者・まゆを松井玲奈が演じる。
また、家族を支え続ける聖子と似た境遇の女性・葛原紗春に桜井、劇中の怪しい人物たちの行動を追い続けるゴシップ雑誌のライター・天童弥生に宮沢氷魚、茨城出身の国会議員・九条ゆりに余貴美子、キャバクラ嬢・藤谷瑠美子に白宮みずほが扮(ふん)する。
■聖子は一樹に紗春の殺害を頼む
家族と店を守るため、お金と引き換えに紗春を殺してほしいと一樹に頼んだ聖子。その夜、仕事を終えた紗春を呼び出した聖子は、覚悟を決め、一樹と共に、かつて紗春が夫を突き落とした橋へと向かう。
一方、紗春の虐待から守るため、希美(磯村アメリ)を警察に保護してもらったという聖子のうそに気付いた天童は、その真意を確かめるため「あさひおでん」に向かおうとする。
しかしその矢先、紗春が隠してきた最後の秘密を知る。それは、紗春の夫・幸雄(今里真)が紗春にDVをしていたという事実だった。同じ頃、希美から「ママがパパから守ってくれた」と聞いた聖子も、その事実に驚く。
そのあと、一樹を乗せた車で橋の上に到着した聖子は、計画を確実に実行するため、ある細工をするのだった。
■紗春が自首したシーンに「悪人になりきれなかった」の声
一樹は、聖子が自分のことを橋の上から突き落とそうとしていることに気付き、「俺はもう…1年前に死んだんだ。お前まで人殺しになってどうする。幸せに暮らしてくれ。家族5人で…。俺はもう…父親には戻れない。ごめんな。家族でいてくれてありがとう」と伝えて自ら川に飛び込んだ。
3週間後に溺死した一樹の遺体が発見されるが、幸雄の免許証とともに見つかったことから、「夫に間違いありません」と紗春が確認し、紗春の夫殺しと聖子の遺体の誤認は警察に疑われることはなかった。
ところが、希美からたった一人の父親を奪ったことの罪の重さを感じていた紗春は、夫の遺体だと認めた数日後に警察へ行き、「自分が突き落とした」と自首をするのだった。
紗春が罪を償うために出頭し、自首したシーンに、「なんで!?」「紗春も悪人になりきれなかったんだね」「ずっと怖かった紗春が一番聖人だった」「確かに、実際に殺害したのは紗春だもんな」「いまさら?」「まさかこうなるとは…」「娘ちゃんのパパの命を奪ったのは事実だもんね」などの声が多く上がり、X(旧Twitter)のトレンド1位にランクインしていた。
番組終盤では、聖子が18年後に罪を告白したことが明かされた場面も。驚きの展開と登場人物たちの心情を細やかに描き続けた本作。視聴者を大いに楽しませた最終回となった。
※山崎真斗の「崎」は「立つさき」が正式表記
◆文=奥村百恵

