数多くのユーザーにトラウマを与えた「特級呪物」なガンダムのプラモデルを改修していく動画が、YouTubeに投稿されました。キットの持ち味を生かしつつ“弱点”を克服する光景は、記事執筆時点で2万4000回を超えています。
造形は良い
投稿したのは、YouTubeチャンネル「ぷらみんのプラモファクトリー」のぷらみんさん。簡単に格好良くプラモデルを作る方法を追求しており、以前にはテレビアニメ「機動戦士ガンダム GQuuuuuuX(ジークアクス)」のプラモデルを、「新世紀エヴァンゲリオン」の初号機カラーに塗っていく動画が話題となりました。
今回、ぷらみんさんが取り上げたのは1/144スケールの「RG Zガンダム」。ぷらみんさん個人としては“Zガンダムの立体物の中で一番ではないか”と思うほどに造形は優れているものの、関節が弱くてパーツも外れやすく、最大の特徴であるウェイブライダー形態への変形を再現するのも大変と問題の多いキットです。
視聴者から多数の要望が寄せられたこともあり、この“トラウマキット”を購入して組み立てたぷらみんさんはその大変さを実感。問題を解決しつつ、格好良い成形色仕上げのZガンダムへ改修することを決意しました。
塗装から始めよう
手順は大きく分けて、「つや消し」「ウェザリング」「デカール貼り」「追加のウェザリング」「チッピング」「仕上げ塗装」「補強」の7つ。まずは「Mr.カラーGX スーパースムースクリアー つや消し」で、ツルツルしているキット全体に塗膜を形成します。
この段階でぷらみんさんは、Zガンダムの上半身をまじまじと観察。「RGつや消し吹くだけでこのカッコよさ」「やっぱ造形のクオリティーはね、もう本当に高いね」と感想を伝えつつ、ウェザリングの準備を進めていきます。
ウェザリングには「Mr.ウェザリングカラー マルチブラック」を使用。つや消し作業でザラザラとなった表面にひたすら塗っていきます。ブラシで塗るだけのシンプルな工程ですが、大事なのは装甲の隙間までしっかり塗ること。塗り残しがあると、違和感がとんでもないことになるそうです。
全身にマルチブラックを塗ったらティッシュペーパーや綿棒で拭き取り、黒い塗料の一部を“良い感じの汚れ”として残します。この作業のポイントは「最初に塗ったパーツから拭き取っていくこと」「拭く方向をそろえること」の2つ。同じ方向にペーパーを動かして程よく乾燥した塗料を拭き取ることにより、統一感のある汚れに仕上がります。
続いてはデカール貼り。キット付属のリアリスティックデカールはやや厚みがあるため、貼ってからウェザリングを施すとキワに塗料がたまってデカールは浮いてしまいます。そこで今回のようなケースでは先にウェザリングしてから貼ると良いそうです。
貼り付けたデカールとその周辺をなじませるため、タミヤの「ウェザリングマスター」を投入。塗料の付いたブラシで軽くたたき、暗い色を少し乗せることでデカールを貼った場所もキット全体と同じ色味になりました。
次は「塗装が剥がれ落ちた状態」を表現するためにチッピング作業を行います。ここで用いるのは、シルバーやブラックの塗料を付けた後に紙でしっかりとその塗料を拭き取ったスポンジ。このスポンジでたたくことにより、わずかに残った塗料がキット側に付着するため程よい塗装剥がれを表現できます。

