過信せず、「定期的な検診」と「生活習慣の見直し」を!
抗がん剤治療を開始してすぐ。副作用により肌が荒れた
編集部
もし昔の自分に声を掛けられたら、どのような助言をしますか?
かずきさん
「これからも、周囲の人を大切にして生きてほしい」ですね。自分が苦しいときに、心から支えてくれる人たちがいることの幸せを改めて実感しています。
編集部
現在の体調について教えてください。
かずきさん
今は3週間を1クールとして、点滴治療(ゾルベツキシマブ+オキサリプラチン)と錠剤(カペシタビン)を併用しています。カペシタビンは2週間服用し、その後1週間休薬するサイクルです。点滴後の1週間は副作用が強く、吐き気や倦怠(けんたい)感、眠気などが出やすいですが、1週間を過ぎると体調が回復し、家族や友人と外出することもあります。仕事にもフルタイムで復帰しており、点滴の日以外は基本的に勤務しています。
編集部
医療従事者に望むことはありますか?
かずきさん
治療だけでなく、感情面でも手厚くサポートしてもらっているので、これ以上望むことはありません。今後も変わらず、心に寄り添った支援をお願いしたいですね。
編集部
最後に、読者に向けてのメッセージをお願いします。
かずきさん
私自身、いつ病状が悪化するか分からず、今も安心できる状態ではありません。でも、多くの人の支えがあるからこそ、感謝しながら前向きに毎日を生きることができています。皆さんも日常や周囲の環境を「当たり前」と思わず、日々を大切に過ごしてほしいですね。そして「自分は病気にならない」と思い込まず、生活習慣の見直しや定期的な検診など、できることに取り組んでほしいと思います。同じ病気と闘っている皆さん、一緒にまだまだ頑張っていきましょう!
編集後記
命と向き合う覚悟と、支えてくれる人々への深い感謝を語ってくれたかずきさん。病気が判明した時の衝撃、治療の副作用、生活の変化を受け止めながらも前を向いて生きる姿は、まさに「生きる力」そのものです。「当たり前」だと思っていた日常が、実はかけがえのないものであること。そして、誰かの支えがあるからこそ、人は困難を乗り越えられるということ――。かずきさんの言葉は、病気と闘う人だけでなく、全ての人にとって、大切なことに気付かせてくれる励ましのメッセージになるはずです。
本稿には特定の医薬品、医療機器についての記述がありますが、情報提供のみを目的としたものであり、医療上の助言や販売促進などを目的とするものではありません。
なお、メディカルドックでは病気の認知拡大や定期検診の重要性を伝えるため、闘病者の方の声を募集しております。皆さまからのご応募お待ちしております。
記事監修医師:
和田 蔵人(わだ内科・胃と腸クリニック)
※先生は記事を監修した医師であり、闘病者の担当医ではありません。

