みちるが、「リナちゃんが私と同じシールを配っていた」と話し、事態は急変する。偶然では片付けられない一致に、千里は確信を深める。夫の雅也と相談し、勇気を出してリナの家へ向かう決意をするのだが……。
公園で配られたシール
シール帳をなくしてからというもの、みちるはどこか元気がありませんでした。
それでもリナちゃん、ななかちゃんとの遊びはつづいています。
ある日の放課後、みちるが学校から帰ってくるなり、ふしぎそうな顔をして話し始めました。
「ねえママ…今日ね、リナちゃんが公園でシールをいっぱい配ってたんだよ」
「へえ、あたらしいの買ったのかな?」
「わかんない。でもね、リナちゃんが配ってたシール、みちるが持ってたやつと全部一緒だったの。限定のネコちゃんのぷっくりシールとか…パパが旅行で買ってきてくれたお花のキラキラシールとか……」
私はあらっていた皿を、あやうく落としそうになりました。
そのシールの持ち主はだれ?
「……それで、みちるはどうしたの?」
「それ、私も持ってたー!おそろいだね!って言ったの。そうしたら、リナちゃん、急に顔をあかくして、"これはリナのなの!"っておこって、どこか行っちゃった」
心臓がいやな音を立てて波打ちます。
(偶然?そんなはずない…限定品や、遠方でしか手に入らないシールまで一致するなんて…)
「…ななかちゃんは?どうしてた?」
「ななかちゃんは、リナちゃんが配るのをとなりで見てたよ。ずっとニコニコしてたけど、みちるが話しかけたら急にだまっちゃった」

