齊藤京子＆水野美紀がW主演する新ドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか？」(初回火曜夜11:15-11:45、フジテレビ系)が、10月7日から放送スタート。その制作発表会見が10月2日に都内で行われ、齊藤と水野に加え、白岩瑠姫(JO1)、竹財輝之助、新川優愛が出席。ドラマの見どころや撮影時のエピソードなどを語った。
本作は、幼稚園のママ友いじめが原因で娘を亡くした55歳の母・篠原玲子(水野)が、謎の天才外科医・成瀬(白岩)の全身整形手術によって25歳の“新米ママ” 篠原レイコ(齊藤)に生まれ変わり、ママ友グループに報復していく姿が描かれる。原作は、あしだかおる氏・アオイセイ氏による同名漫画。
■水野美紀、白岩瑠姫の発言に「誰が言っていたか後で教えて」
主人公・レイコを演じる齊藤は、「本当は55歳なので、55歳に見えないように25歳を演じるのが難しくて、55歳らしい動作を監督と話しながら演じました」と話すと、同じく主人公・玲子を演じる水野は「私はいじめられてダメージを受けた整形前のつらい心情をどれだけお届けできるかが大事なので、しっかりバトンを渡せるように心掛けて演じました」と演じる上で意識したこと語った。
母の愛が大きなテーマの一つとなっている本作。最近、愛を感じたエピソードを聞かれた齊藤は、「この作品をやらせていただいて初めての母親役だったので、改めて母のありがたみを感じました。毎日応援してくれるので、優しさだったり温かさを感じています」と笑顔を見せると、水野も「子どもがシャインマスカットをあげると、必ず分けてくれるのでそういう時に愛を感じます」と子どもとのエピソードを語った。
白岩が水野と会うことを恐れていたというタレコミがあったことが明かされると、白岩は「スタッフの方が水野さんは怖いよって…」と発言。水野がすかさず「ちょっと誰が言っていたか後で教えてください」と追及すると、白岩は「実際はお会いして現場でやりやすい雰囲気を作ってくださったり、話し掛けてくださったりして、引っ張っていただきました」と印象を語った。
そんな白岩について水野は「“手術”って言葉を連呼するんですけど、一回もかまなかった」と称賛。すると白岩は「その前にビンタされるシーンがあって、それが怖すぎてかんだらダメだなって思いました」と本音をこぼし、「よく手術かまずに言えるねって言われたんですけど、その次にかみました」と気が緩んで失敗したことを明かした。
■白岩瑠姫、歳を戻せるなら「普通の青春を味わいたい」
ここで、ママ友グループに潜入するためにレイコが引き取った息子・空を演じた佐藤大空が登場。ステージに上がってすぐに白岩のひざの上に座ると、急に懐かれたという白岩の発言を聞いた齊藤が、「一番一緒にいるはずなんですが、あんまり懐かなくて、なんなら結構よくしていた気がするんですけど…」と嫉妬している様子を見せるも、佐藤から自身の印象を「優しいです」と口にされ、「ちょっと泣きそうです」と喜ぶ姿を見せた。
戻れるなら何歳に戻って何をしたいかとの質問が飛ぶと、齊藤は「高校時代に戻って、またあのキラキラした青春を味わいたいです。毎日友達とプリクラを撮ってカラオケをしたり、王道の青春生活を過ごしたので、もう一度やりたいです」と回答。水野は「高校時代に仕事をしていたので、高校生に戻って転校生として仕事ではなく、キラキラの青春映画のヒロインみたいになりたいです」と憧れを語った。
一方、白岩は「あんまり戻りたいとは思わないです」と前置きを入れつつ、「学生生活で青春を謳歌できなかったので、普通の青春を味わってみたいですね。ずっとクラブチームでサッカーをやっていたので、どんなに試合で頑張っても誰も見に来てくれない。同級生に見てもらうのを味わいたかったなと思います」と胸の内を明かした。
最後に、ドラマの見どころを聞かれた齊藤は「スカッとするところがこのドラマの醍醐味(だいごみ)なので、複雑な設定はあるんですけれど、一番味わっていただきたいのは爽快感なので、そこを感じてもらえたら」とメッセージを送った。
◆取材・文＝永田正雄
