傷つき、学び、真実に向き合った妹を、ずっと見守っていく
それからのかなでは、見違えるように明るくなった。
純一の連絡先は、今度こそ完全にブロックして削除。隠しアカウントもすべて通報したという。
「これからは、好きな人ができたら真っ先にお姉ちゃんに相談するね!」
そう言って笑う妹の顔には、もう迷いはなかった。 20歳の失敗なんて、長い人生で見ればかすり傷だ。むしろ、若いうちにこういう「劇薬」を摂取したことで、彼女の男を見る目は確実に研ぎ澄まされただろう。
「次は、誠実さが服着て歩いてるような人を選びなよ?」
「わかってるって!もう、顔だけで選ぶのは卒業!」
私たちは顔を見合わせて笑った。妹がいつか、心から信頼できる誰かと素敵な恋愛ができるように。
私はこれからも、一番近くで彼女のサポートを続けていくつもりだ。 もう二度と、あんな土下座男に彼女の時間を一秒たりとも渡さないと心に誓って。
あとがき:地獄の底でようやく手に入れた、本当の強さ
本命の彼女の存在という、一番残酷で、かつ最も決定的なトドメ。これがなければ、かなではまだ迷いの中にいたかもしれません。でも、地獄を見て、自分から連絡先を消し去った今の彼女には、もう迷いはありません。20歳での失恋は、長い人生で見れば最強の「ワクチン」になります。泥沼を抜けた後のサツキとの笑い合いに、読者も一緒に救われる結末。次はぜひ、誠実さを絵に描いたような人と幸せになってほしいですね!
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

