\子どもには子どもの『栄養学』がある/
イライラしている、元気がない、朝スッキリ起きられない……。その不調、もしかすると毎日の食事が関係しているかもしれません。
小児科医として毎年約3万人を診療し、医学と分子栄養学の両面から多くの子どもたちの不調をサポートしてきた著者が、病気にならない体を作る食事術を伝授します。
今回は、現代の子どもに最も足りていない栄養素と言われる「鉄」について、書籍『うちの子、今の食事で栄養的に大丈夫ですか? 医師が教える 子どもの元気をつくる食事術』(著:面家健太郎/日本実業出版社)から一部抜粋してお届けします。

不足しやすい栄養素 ① 鉄

イラスト:seesaw.
◎鉄の主な働き

※画像はイメージです
現代の子どもに最も足りていない栄養素が鉄です。
鉄はミネラルの一種で、人の体に欠かせない重要な性質と働きを持っています。体内には微量しか存在しませんが、生命維持には必要不可欠な栄養素です。
体に取り込まれる鉄分のうち、多くは赤血球のヘモグロビンや筋肉中のタンパク質ミオグロビンの成分となって、酸素を全身の細胞や筋肉に運ぶ役割を果たしています。
免疫細胞の働きを助け、感染症への抵抗力を高める働きもあります。
脳への酸素供給を促進して、集中力や記憶力を維持するサポートもしています。
また、鉄はエネルギーの代謝でも重要な役割を果たしていて、体を動かすエネルギーをつくり出しています。
