予想を遥かに超える厳しい状況だが一瞬の潮の変化を掴む!
潮が少しでも沖に払い出す方が良いとされる場所。そんな中、強風が吹き荒れなかなか思ったように攻められない。風の影響で道糸が煽られ、仕掛けを引っ張ってしまうのだ。ラインでアタリをとりたいところだが、 潮が速いため、ウキを目視することもできない。とにかく仕掛けを馴染ませることに念頭を置いてみたが、魚からの反応を得られないままである…。
そこで、仕掛けを変更。
■ウキ:0号 → ドングリ形状の00号
■ハリス:1.5号 → 1.2号(喰わせ重視)
隣の永松さん(福岡から参加)は、普段1.75~2号のハリスを使用するとのことだが、渋さを踏まえ1.25号に変更したという。
そして10:00頃、潮が突然変化する。
巻き込むように左手前へ流れていた潮が、左沖へスーッと流れ始めたのだ。海面を見ると、撒きエサを拾っていた海鳥も潮の向きに合わせて移動している。
「これは喰いそうな流れに変わりましたね!」と話していた矢先、永松さんに強烈なアタリが!その竿の曲がりを見て羨ましがっていると、私の仕掛けにも明確なアタリが出た。アワセを入れると、ズシッとした重量感。足元にハエ根がないためラインブレイクの心配は少ないが、なんとしてでも捕りたい一尾。最後の抵抗をいなし、浮かせたのは40cmオーバーの良型グレであった。
直後にもう一度アタリがあったが、足元での抵抗を交わしきれず、チモトから切られてしまう。おそらく尾長グレだったのではないかと思われる。
その後は再び当て潮となり、追加したのは35cmのグレ1尾。目視できる湧きグレも確認できたため、今後はさらに状況が良くなっていくと感じられた。
納竿後は釣り場の清掃を行い、撒きエサをしっかり洗い流して終了した。
全員を回収し港で検量。その後は情報収集!?
各磯に降りた参加者を回収しながら話を聞いてみると、好釣果の磯もあれば、全く反応のない磯もあったとのこと。やはり、強風や水温低下の影響が大きかったようだ。
それでも規定の3尾をすべて40cmオーバーでそろえた参加者や、2桁釣果の人もおり、瀬ムラの激しい一日だったと言える。そして、検量結果は1位3.7kg、2位3.5kgと良型が上位を占めた。
私の釣ったグレも白子が確認され磯によっては湧きグレも多数確認されたことから、今シーズンの北浦エリアは今後さらに状況が良くなっていくと予想される。
帰り道には宮崎県日向市の『フィッシング磯屋』へ初訪問。磯釣りシーズン真っただ中ということもあり、お店の外ではたくさんのオキアミが解凍されており、撒き餌を混ぜている釣り人の姿も多く見られた。
店主の柳田さんに挨拶すると、共通の知り合いがいたこともあり話が弾んだ。今回渡礁した中のハエについても、流れの複雑さや難しさを改めて教えてもらえた。
帰宅の道中は、事故を避けるため休憩をはさみつつ、次回に向けての反省と予習をしながら鹿児島へ戻った。
これからさらに良くなる磯釣りシーズンを、皆さんにもぜひ楽しんでいただきたい。そして始まる各メーカーの予選会に向けて、目標を達成できるよう日々精進していく所存だ!

