「時差ボケ」についてよくある質問

ここまで時差ボケについて紹介しました。ここでは「時差ボケ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
時差ボケになりやすい人の特徴について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
時差ボケの強さには個人差がありますが、時差の大きさ、移動方向、移動中に眠れたか、もともとの睡眠不足、ストレスの強さなどが関係します。
また、睡眠の質がもともと悪い人、生活リズムが乱れている人、フライト中にアルコールやカフェインを多くとる人は、つらく感じやすいことがあります。
大切なのは、「なりやすい体質だから仕方ない」と考えるより、到着後2〜3日は予定に余裕を持ち、光・睡眠・食事を整えることです。
まとめ
時差ボケは、体内時計と到着地の時間のズレによって起こる、誰にでも起こりうる生理的な現象です。
大切なのは、「気合いで乗り切る」ことではなく、光、睡眠、食事、活動のタイミングをうまく使って、少しずつ現地時間に体を合わせることです。
特に重要なのは次の4点です。
・光(特に朝〜日中の自然光)を上手に使うこと
・現地時間に合わせた生活を早めに始めること
・短い昼寝とカフェインを時間を決めて使うこと
・脱水や移動疲れを減らすこと
薬に頼る前に、まずは生活調整が基本です。どうしてもつらい場合は、医師に相談しながら補助的に薬を使うことがあります。海外渡航が多い現代では、時差ボケ対策は健康管理だけでなく、仕事や旅行のパフォーマンス管理の一部でもあります。正しい知識を持って、できる範囲で無理なく対策していきましょう。
「時差ボケ」と関連する病気
「時差ボケ」と関連する病気は8個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
睡眠障害・精神神経系
概日リズム睡眠・覚醒障害(非24時間型など)
不眠症過眠症(ナルコレプシーなど)
うつ病内分泌・代謝系
甲状腺機能低下症糖尿病自律神経・循環系
自律神経失調症消化器系
機能性ディスペプシア(胃もたれなど)
体内時計の乱れや睡眠の質の低下、代謝やホルモンの異常、ストレスや生活リズムの乱れなど様々な影響があり、多くの病気の症状が現れることがあります。
「時差ボケ」と関連する症状
「時差ボケ」と関連している、似ている症状は10個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
眠れない(不眠)
朝早く目が覚める
昼間の強い眠気
集中力の低下
頭がぼーっとする強い疲労感・だるさ
食欲不振
便秘・下痢
イライラ・不安感
頭痛これらはすべて「体内時計のズレ」と「睡眠不足」が重なって起こりやすい症状です。
参考文献
Jet Lag Disorder – CDC Yellow Book.
Circadian Rhythm Sleep Disorders: Part I, Basic Principles, Shift Work and Jet Lag Disorders. Sleep.
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