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「胃腸炎を治す薬」はあるの?処方薬・市販薬の成分と効果も解説!【医師監修】

「胃腸炎を治す薬」はあるの?処方薬・市販薬の成分と効果も解説!【医師監修】

胃腸炎の症状をやわらげる方法

胃腸炎の症状をやわらげる方法

薬を飲めない、薬が効かない場合はどのように対処すればよいですか?

胃腸炎は、吐き気や嘔吐が強く、薬を飲むこと自体が難しい場面もあります。また、薬を使っても十分に症状がやわらがない場合もあります。そのようなときに基本となるのは、胃腸を休ませながら、脱水を防ぐ対応です。無理に症状を抑え込もうとせず、身体が回復する環境を整えることが、結果的に回復を早めます。特に水分摂取が難しい状態が続く場合には、自宅での対応にこだわらず、病院で相談しましょう。

嘔吐や吐き気、下痢などがはげしいときの過ごし方を教えてください

症状が強い間は、できるだけ安静に過ごし、身体への負担を減らします。吐き気や下痢が続くと体力を消耗しやすいため、外出や無理な作業は控え、横になって休む時間を確保します。入浴は短時間にとどめ、つらい場合にはシャワーで済ませましょう。

また、感染性胃腸炎は家庭内での広がりを防ぐことも大切です。トイレの後は石けんで手を洗い、吐物や便が付着した場所は速やかに処理します。タオルや食器は共用を避け、症状が落ち着くまでは周囲の方との接触にも配慮しましょう。

胃腸炎の際に食べても問題がないものを教えてください

食事は、嘔吐が治まり、水分を問題なく摂れるようになってから再開します。最初は量を控え、消化のよいものを選びます。おかゆやうどん、やわらかく煮た野菜などは胃腸への刺激が少なく、症状の回復期に取り入れやすい食品です。症状が軽くなってきたら、少しずつ通常の食事に近づけていきます。脂肪分の多い食事や刺激の強い味付け、アルコールは、症状が完全に落ち着くまでは避けることが望まれます。

胃腸炎の際に推奨される水分摂取方法を教えてください

胃腸炎は、嘔吐や下痢によって水分と塩分が失われやすいため、水分摂取がとても重要です。一度に多く飲むと吐き気を誘発しやすいため、少量をこまめに摂る方法が適しています。水やお茶に加え、電解質を含む経口補水液を取り入れると、身体に吸収されやすくなります。冷たい飲み物は胃腸を刺激することがあるため、常温に近い温度を選ぶと負担を抑えやすいです。

編集部まとめ

編集部まとめ
胃腸炎の治療は、病気を治す治療ではなく、回復を支える対応が中心です。吐き気や嘔吐に対しては、胃や腸の動きを高める薬が使われることがあり、水分や食事を摂りやすくする目的で用いられます。一方、下痢は原因となる物質を身体の外へ出す反応でもあるため、無理に抑えることが回復につながらない場合があります。症状に応じて、薬の必要性は変わることを理解しておきましょう。

また、胃腸炎の療養中は過ごし方や水分補給が重要です。少量ずつこまめに水分を摂り、消化のよい食事を段階的に再開することで、身体への負担を抑えながら回復を目指せます。水分がほとんど摂れない状態が続く場合や、症状が長引く場合には、早めに病院へ相談しましょう。

参考文献

『Acute Infectious Diarrhea in Immunocompetent Adults』(The New England Journal of Medicine)

『急性下痢症(外来編)』(亀田感染症ガイドライン)

『感染性胃腸炎』(大阪府健康医療部保健医療室医療・感染症対策課感染症企画グループ)

『感染性胃腸炎』(国立感染症研究所)

配信元: Medical DOC

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