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「XSデニムが入ったら勝ち」SNSで広がる“病的な細さマウント”、なぜここまで加速? 40代も他人事じゃない

「XSデニムが入ったら勝ち」SNSで広がる“病的な細さマウント”、なぜここまで加速? 40代も他人事じゃない

40代にとっても他人事じゃない理由

 さて、この問題は20代の若い女性特有のものでしょうか? 40代と年齢を重ねた私たちは、決して細い=美しいではないことはもう知っていますよね。健康的な美しさと若々しさを目指す大人世代にとって、ダーリッチデニムのXSチャレンジに対する焦りなんてきっと感じないことでしょう。ですが「ファッションや体型、美意識に対するSNSマウント」は年齢にかかわらず存在します。

SNSマウント 40代でSNSを活用しているインフルエンサーに多いのは、若見えマウントや年齢で好きなことを諦めないマウント、ではないでしょうか。例えば、「私って実はこう見えて……〇〇歳なんです」という謳い文句で若者のファッションをして可愛くポージングをする40代美魔女インフルエンサーなど。

 他には、主婦から起業を目指す40代の「やりたいことができないを年齢のせいにしてない?」といった、危機感を煽るような投稿も、ある種のマウントと受け取られる要素を抱えていますね。それをしたくてもできない人にとっては、こういう投稿を見ることさえもきっと苦痛になることでしょう。

 もちろん、そういう投稿をしている人が悪であるということではありません。SNSは自分と他人の境界線が非常に曖昧になりやすく、年齢やメンタルの強さに関わらず、誰もが翻弄されてしまう危険性が常にある、と知ることが大切なのです。

SNSと上手に向き合うには?

 とはいえ、もはやすっかり私たちの生活に馴染んでしまったSNS。今さら完全に断ち切ることもできませんよね。情報源としてはとても便利なものですし、SNSのおかげで生活が豊かになったといのもまた事実。では、どのようにして上手にSNSと向き合うと良いのでしょう。

 人によって活用の仕方はさまざまですが、筆者の意見としては、仕事で活用するケース以外は、新たな情報を発見したり、身近な友人との繋がりを大切にしたり、趣味を共有する程度のものでいいのかなと感じています。何気ない投稿でも、ただの承認欲求のためのものかそうでないかは、すぐに分かるものです。少なくとも今回冒頭に挙げた、ダーリッチデニムXSチャレンジは、承認欲求に基づくものだと言えます。

 SNSを、サイズの小さい服を着られたことを自慢したり、若々しいファッションで見栄を張ったりするために無理をしながら使うよりも、健全な活用を目指していきたいものですね。

<文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105



配信元: 女子SPA!

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