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「肺がん手術」の入院期間は何日?全摘や肺葉切除の退院目安を医師が解説!

「肺がん手術」の入院期間は何日?全摘や肺葉切除の退院目安を医師が解説!

肺がん手術の入院期間はどれくらい必要?メディカルドック監修医が、標準的なクリニカルパスの内容や、全摘・肺葉切除・部分切除といった術式別の入院日数の目安を解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「肺がん手術の入院期間」はどのくらい?手術の種類や費用も解説【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

山本 康博

監修医師:
山本 康博(MYメディカルクリニック横浜みなとみらい)

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい院長
東京大学医学部医学科卒業 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医 日本内科学会認定総合内科専門医

肺がんとは

肺がんは、肺を構成する気管支や肺胞にできた悪性腫瘍をいいます。腫瘍がはじめから肺に発生した場合は原発性肺がん、他臓器由来の腫瘍が肺に転移した場合は転移性肺がんです。
原発性肺がんの原因はタバコやアスベストといった物質由来が7割ほどを占め、残りは環境や遺伝子、食生活などの要素が原因です。
肺がんの治療は、腫瘍組織の種類や病期でそれぞれ異なる治療法が選択されます。治療法は主に手術療法、化学療法や放射線治療を行います。

肺がん手術の入院期間はどのくらい?

肺がんの手術は、数日間の入院が必要です。肺がん手術の際は、多くの施設でクリニカルパスを使用しています。
クリニカルパスは、入院から退院までの検査や手術、リハビリについて大まかにスケジューリングした治療計画です。
ほとんどの患者さんは、クリニカルパスに沿って治療していくため、合併症などがなく順調に経過できた場合の入院期間は長くても1〜2週間ほどです。

片側肺全摘手術の場合

片肺全摘除術でクリニカルパスを使用する場合の入院期間は、術前日から早ければ術後5日ほどで退院が可能です。
ただし術前化学療法をしていたり、抗血小板薬や抗凝固薬など手術に伴って休薬が必要な内服薬を服用したりしている方は入院期間が長くなる可能性もあります。
術後の回復具合には年齢差はもちろん、個人差もあります。クリニカルパスを用いない場合や、術後合併症が起こった際は、患者さん個々の回復具合で退院が決定されるケースがほとんどです。

肺葉切除の場合

肺葉切除の場合、手術前日の入院から術後4日までの入院期間である場合が多いです。クリニカルパスを使用する場合は、パスに沿った治療が実施されます。
手術後は肺の回復を手助けする目的で挿入されるドレーンが取れなければ、クリニカルパスに沿った日程での退院はできません。
術後の回復過程が想定よりもゆっくりであった場合は、傷を含めた全身の状態を評価したうえで退院が決定されます。

部分切除・楔状切除の場合

肺の部分切除や楔状切除の場合は、肺葉切除より入院期間は短くなります。部分切除は楔状切除よりも広範囲の切除となるため、術後6日〜1週間ほどでレントゲンで手術後の状態確認を行います。
切除部位が小さい楔状切除では、ドレーンを挿入せず経過観察する場合もあるものの、術後のレントゲン撮影は欠かせません。
楔状切除の場合は術後2〜3日ほどでレントゲン撮影で術後の状態確認し、術後の状態がよければ退院が可能です。

配信元: Medical DOC

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