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振り返るだけでズキッ!? 「肋間神経痛」の痛みを誘発する動作と姿勢

振り返るだけでズキッ!? 「肋間神経痛」の痛みを誘発する動作と姿勢

肋間神経痛の痛みは特定の動作や姿勢によって誘発されたり増強されたりすることが多く、この特徴は診断の重要な手がかりとなります。どのような動作で痛みが強まるかを観察することは、肋間神経痛の診断や日常生活での対処法を考えるうえで大変有用な情報です。痛みを誘発する動作を避けることで、症状の悪化を防ぐことができる場合もあります。ここでは呼吸に伴う痛みの変化と、身体をひねる動作と痛みの関係について説明します。

松繁 治

監修医師:
松繁 治(医師)

経歴
岡山大学医学部卒業 / 現在は新東京病院勤務 / 専門は整形外科、脊椎外科
主な研究内容・論文
ガイドワイヤーを用いない経皮的椎弓根スクリュー(PPS)刺入法とその長期成績
著書
保有免許・資格
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医

痛みを誘発する動作と姿勢

肋間神経痛の痛みは、特定の動作や姿勢によって誘発されたり増強されたりすることが多いです。どのような動作で痛みが強まるかを観察することは、肋間神経痛の診断や日常生活での対処法を考えるうえで重要な情報となります。痛みを誘発する動作を避けることで、症状の悪化を防ぐことができる場合もあります。

呼吸に伴う痛みの変化

肋間神経痛の特徴的な症状のひとつに、呼吸に伴って痛みが変化することが挙げられます。深呼吸をすると胸郭が大きく動き、肋骨と肋骨の間隔が広がるため、肋間神経が引き伸ばされたり圧迫されたりして痛みが強まります。息を吸うときに痛みが増す場合と、息を吐くときに痛みが増す場合があり、どちらのタイミングで痛むかによって神経の障害部位を推測する手がかりになることもあります。また、咳やくしゃみなど、急激に胸郭が動く動作でも痛みが誘発されやすいため、風邪や花粉症の時期には症状が悪化することもあります。

体をひねる動作と痛みの関係

体をひねる動作や前かがみになる姿勢も、肋間神経痛の痛みを誘発する代表的な動作です。体をひねると肋骨の位置が変わり、肋間神経が伸展されたり圧迫されたりするため、痛みが生じやすくなります。たとえば、振り返る動作や物を取るために体をねじる動作、車のシートベルトを装着する動作などで痛みが増すことがあります。前かがみの姿勢では背骨が丸まり、神経根が圧迫されやすくなるため、長時間のデスクワークや家事で症状が悪化することもあります。痛みを軽減するためには、姿勢を意識し、無理な動作を避けることが大切です。

まとめ

肋間神経痛は肋骨に沿って走る神経が刺激されることで生じる痛みで、胸部や脇腹に帯状の鋭い痛みが現れるのが特徴です。痛みは片側に限定されることが多く、呼吸や体をひねる動作で増強します。心臓疾患との見分け方としては、痛みの性質や部位、随伴症状を注意深く観察することが重要です。胸痛に加えて呼吸困難や冷や汗などの全身症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診してください。肋間神経痛が疑われる場合でも、痛みが長引く場合や生活に支障をきたす場合は、専門医による診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。

参考文献

日本整形外科学会「強直性脊椎炎」

配信元: Medical DOC

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