炎症性乳がんの治療法
炎症性乳がんでは、まず薬物療法を行います。薬物療法によって腫瘍が縮小し、手術が可能になった場合、手術治療や放射線療法による局所治療を行います。
薬物療法
炎症性乳がんではまず乳腺科で薬物療法を行います。化学療法(抗がん剤)の点滴に通院をします。アンスラサイクリン系の抗がん剤とタキサン系の抗がん剤を順次行います。HER2陽性乳がんでは抗HER2薬を、トリプルネガティブ乳がんでは免疫チェックポイント阻害剤を併せて使用します。また、ホルモン受容体陽性乳がんの場合は手術後にホルモン療法を行います。
手術
薬物療法によって腫瘍が縮小し、手術ができる状態になった場合、手術を行います。炎症性乳がんでは乳房全切除が行われることが多いです。また、リンパ節に転移を認める場合は、腋窩リンパ節郭清も行います。1週間程度入院し、乳腺外科で治療を行います。
放射線療法
炎症性乳がんでは手術を行った後に、再発予防のために胸壁や周囲のリンパ節に放射線療法を行います。放射線治療科に4〜5週間の通院が必要です。
「炎症性乳がんの初期症状」についてよくある質問
ここまで炎症性乳がんの初期症状などを紹介しました。ここでは「炎症性乳がんの初期症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
炎症性乳がんの進行スピードはどれくらいでしょうか?
山田 美紀 医師
炎症性乳がんは通常の乳がんと比べて、進行スピードが速いことが多いです。数週間から数か月で進行することがあり、次の乳がん検診までの間に進行することがあります。
炎症性乳がんステージ4の生存率はどれくらいですか?
山田 美紀 医師
炎症性乳がんのステージ4は乳房から離れた部位に転移している状態です。炎症性乳がんに限らず、乳がんステージ4の5年生存率は38.6%と報告されています。

