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「歯周病」を予防するセルフケア術!磨き方のコツと習慣【医師解説】

「歯周病」を予防するセルフケア術!磨き方のコツと習慣【医師解説】

歯周病は、日本人が歯を失う原因の第1位で「30代以上になると約8割がかかる」というデータもあります。その歯周病を予防するためには、毎日のケアや生活習慣を見直すことが重要です。今回は、プロがおすすめする歯周病予防のためのケアについて、「ブランデンタルクリニック」の溝口先生にお聞きしました。

溝口 久勝

監修歯科医師:
溝口 久勝(ブランデンタルクリニック)

福岡歯科大学卒業後、広島大学で研修医過程を修了。2024年、地元である広島に「ブランデンタルクリニック」を開業。患者一人ひとりの背景を考慮しながらニーズを的確にとらえ、口腔環境をより健康に、より長く良好に保つための治療を提供している。小児から成人まで対応できる年齢層も幅広く、予防的な要素を含む審美治療への思いは熱い。

編集部

歯周病予防における「歯磨き」の重要性について教えてください。

溝口先生

歯磨きは歯周病予防において最も効果的な方法で、むし歯予防以上に効果が高いことが様々な研究で明らかになっています。とくに重要なのは「歯と歯ぐきの境目」の汚れを落とすことと、歯ぐきをマッサージして血流を改善することです。適切な歯磨きをすることで、歯周病の予防になるだけでなく、軽度の歯周病の進行を抑えることもできます。

編集部

具体的な磨き方のコツを教えていただけますか?

溝口先生

歯ぐきへのマッサージを目的とするならば、歯ブラシの毛先を歯面に対して45度の角度で当て、小刻みに動かす「バス法」がおすすめです。また、奥歯など磨きにくい部分はヘッドが大きすぎると毛先が届きにくいため、その人のお口にあった小さめのヘッドの歯ブラシを選ぶことが大切です。さらに、歯ブラシの持ち方も重要で、強く握りすぎると歯ぐきを傷つけてしまう恐れがあります。「ペングリップ(鉛筆持ち)」を意識し、優しく丁寧に磨くようにしましょう。慣れないうちは、鏡を見ながら練習するのがおすすめです。

編集部

歯磨きの適切な頻度とタイミングについて教えてください。

溝口先生

1日最低2~3回の歯磨きをおすすめしています。間食をする場合は、その都度歯磨きをしてください。加えて、1日のなかでも「就寝前」の歯磨きは、とくに念入りにおこなうことが重要です。就寝中は唾液の分泌量が減るため、口腔内に細菌が繁殖してむし歯や歯周病が進行しやすくなります。歯周病は夜間に進行することが多く、それが起床時の口臭の原因になることもあります。そのため、就寝前にしっかりと汚れ(プラーク)を落とすことで細菌の増殖を抑え、口腔内の健康を保つことが大切です。もちろん、起きた後も夜間に増殖した細菌を除去することが大事です。

編集部

デンタルフロスや歯間ブラシは歯周病予防において必要ですか?

溝口先生

どちらも必要です。歯ブラシのみの清掃ではプラークの除去率が6割程度にとどまりますが、歯間ブラシやデンタルフロスを併用すると除去率は8~9割まで向上します。歯と歯の間の汚れを放置すると、部分的な骨の欠損や歯のぐらつきの原因となるため、これらの歯間清掃具の使用は歯周病予防において必須だと考えています。デンタルフロスは歯と歯の間が狭い人に有用で、接触部にフロスを通すことで歯ブラシでは除去できないプラークが除去できます。一方で歯間ブラシは、歯間部がやや広くなった状態の人に有用で、ブリッジのダミーの部分や場合によっては矯正器具の清掃も可能です。可能であれば用途に応じて、使い分けや併用してみてください。

編集部

使用時の注意点を教えてください。

溝口先生

デンタルフロスは、ワックスの有無や太さなど様々な種類があるので、歯間のサイズに合ったものを選びましょう。デンタルフロスを使用する際は、歯に添わせながら汚れをかき出すのがポイントです。歯間ブラシも同様に、自身の歯間サイズに合ったものを使用するようにしてください。歯間ブラシは歯ぐきを傷つけないように、歯の生え方に沿って斜め上向きに入れるのがポイントです。これらの正しい使用法については、必ず歯科医院で指導を受けることをおすすめしています。

※この記事はメディカルドックにて<歯科医が教える「歯周病を予防するセルフケア術」 健康な歯を保つための習慣づくりを解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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配信元: Medical DOC

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