救急搬送された先の病院で
まもなく救急車が到着し、祖母は担架で搬送されることに。残っていた便については、特に出血があるわけではなかったため、隊員の方が写真だけ撮影しました。母はそのまま救急車に同乗し、私は車で後から病院へ向かうことにしました。
隊員の方に「救急車はこれから緊急走行しますので、絶対に後を追わないでください」と念を押され、了承しました。救急車を見送った後、音を聞きつけて心配して来てくださった近所の方に状況説明をしたり、家の片づけをしたりしてから、私も病院に向かいました。
検査の結果、特に大きな異状もないことがわかり、ひと安心。診てくださった先生の話では、どうやら大本の原因は便秘ではないかとのことでした。祖母はここ1週間ほど便秘だったようで、今日母が持って来た市販の便秘薬を飲んだのだそうです。その結果、トイレで排便があったのはよかったのですが、いきんだせいか急激に大量に排便したせいか、血圧の急激な変化により、一時的に意識を失ったのではないかということでした。当たり前に売っている市販薬でそんなことが起こるのかと、とても驚いてしまいました。
まとめ
その後祖母はなかなかバイタルが安定せず、2週間ほど入院しました。たまたま母がいる日に起こったからよかったものの、祖母1人だったらどうなっていたのかとぞっとする出来事でした。その後、今回の経験も踏まえ、祖母はトイレに行く時も携帯電話を肌身離さず持って行くようになりました。また、トイレのドアについては以前から開け閉めがしにくかったということもあり、これを機に撤去して、代わりにのれんをかけるように。そして、便秘の際は早めにかかりつけ医に相談し、早め早めに対応するようにしたということです。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
著者:小沢ゆう/40代女性・パート
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

