大手回転寿司チェーン「はま寿司」の店舗で、未払い賃金があったとして行田労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。勧告は2025年12月。回転寿司ユニオンに加盟する従業員が労基署に申告していた。はま寿司は、過去3年分にさかのぼって、未払い賃金の確認および支払いをするとしている。
●遅刻時に「1分単位」での計算になっていなかった
株式会社はま寿司によると、ある店舗で、従業員が所定の出勤時刻に遅刻した際の勤怠がシステム上、「1分単位」で計算されていなかったという。
たとえば午後6時出勤の従業員が1分遅れて午後6時1分に打刻した場合でも、「午後6時15分出勤」として扱われるため、1回の遅刻で1分から14分ぶんの賃金が未払いとなる。
会社は2025年12月から、全店舗で遅刻時の賃金計算を1分単位に改めたうえで、過去3年分にさかのぼって未払い賃金の確認および支払いを行う予定という。
●はま寿司「経営への影響は軽微と思われる」
回転寿司ユニオンによると、会社から全店舗のパート・アルバイト従業員を対象に2026年3月度または4月度の給与(4月または5月振込分)で振り込まれると説明があったという。
株式会社はま寿司は、弁護士ドットコムニュースの取材に「現時点では金額は精査中ですが、遅刻の発生した場合に限定され、かつ、1回あたりの未払い賃金も最大14分ぶんに限定されているため、経営への影響は軽微と思われます」とコメントしている。

