「劇症型心筋炎」についてよくある質問
ここまで劇症型心筋炎について紹介しました。ここでは「劇症型心筋炎」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
劇症型心筋炎の生存率はどれくらいでしょうか?
メディカルドック監修医
心筋炎は様々な病態があり、生存期間については不明な点も多いです。劇症型心筋炎は急激な循環状態の悪化により死亡率も高い危険な状態であり、報告にもよりますが、発症3か月で30%が死亡するとした2022年の日本国内での研究報告があります。
劇症型心筋炎を発症しやすい年齢層を教えてください。
メディカルドック監修医
様々な原因疾患があること、患者数が少ないことなどから、十分なエビデンスのある疫学研究ができていないため、不明な点が多いです。2022年の日本からの報告では、劇症型心筋炎344症例の平均年齢は54歳であったとされています。患者数は多くはないですが、若い方での発症も報告されており、若年者の突然死の原因となることもあります。
まとめ
劇症型心筋炎の頻度は多くありませんが、発症すると死亡リスクも高い危険な疾患です。
若年者でも発症する危険があるため、どのような病気なのか、どのような特徴があるのかといった事を正しく知っていただければと思います。
「劇症型心筋炎」に関連する病気
「劇症型心筋炎」から医師が考えられる病気は3個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
循環器系の疾患
心筋炎不整脈急性心不全一言:劇症型心筋炎は発症とともに急激に心機能の低下が進行する病気であり、発症した場合には死亡率は高く、20-60%程度と言われています。
「劇症型心筋炎」に関連する症状
「劇症型心筋炎」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
劇症型心筋炎のサイン
胸痛呼吸困難
動悸失神
突然死
一言:心筋炎ではさまざまな症状が出現しますが、劇症型の場合には急激に症状が悪化するため、何らかの症状が進行性に悪化する場合にはすぐに病院を受診するようにしましょう。
参考文献
2023 年改訂版 心筋炎の診断・治療に関するガイドライン
Circulation, Volume 146, Issue 19, 8 November 2022; Pages 1425-1433
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