糖尿病治療は長く継続する必要がありますが、実際には途中で挫折してしまったり、自分の都合の良い方法にアレンジしてしまったりする人が多いようです。糖尿病を悪化させず、合併症を防ぐには正しい治療を継続することが重要です。そこで今回は「赤塚クリニック」の赤塚先生に、糖尿病治療について解説していただきました。

監修医師:
赤塚 元(赤塚クリニック)
名古屋大学医学部卒業。その後、岡崎市民病院臨床研修・消化器内科、三重県立総合医療センター消化器内科、三重大学医学部附属病院糖尿病・内分泌内科に勤務。2010年、三重県津市に位置する「赤塚クリニック」の院長に就任。日本内科学会認定総合内科専門医、日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。
編集部
糖尿病の治療では、何をするのでしょうか?
赤塚先生
そもそも、糖尿病治療の目標は「健康な人と変わらない人生を送ること」とされており、健康な人と変わらない寿命を確保し、糖尿病によって起こる様々な合併症を抑えることが必要です。そのためには、血糖・血圧・脂質代謝を良好にコントロールし、適正体重を維持することが重要であり、治療には「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の3本柱があります。これらの治療をおこなって、重篤な合併症を予防するのが糖尿病治療の目的となります。
編集部
3つの治療法について、詳しく教えてください。
赤塚先生
食事療法では、摂取エネルギーを適正に保ち、体重をコントロールすることを目指します。食事から摂取する1日のエネルギー量を身長や日常の身体活動量から計算し、バランスよくエネルギーを摂取するようにします。
編集部
運動療法とは?
赤塚先生
有酸素運動と筋トレなどのレジスタンス運動を並行しておこなうと、効果が高まるとされています。糖尿食後に血糖値が上昇するのを抑える効果もあります。
編集部
それらに薬物療法を加えるのですね。
赤塚先生
そうです。ただ、多くの糖尿病患者さんで最も必要なのは食事療法と運動療法です。薬物療法はあくまでもこれらを補完する役割であり、食事と運動で血糖をきちんとコントロールできるのであれば、薬剤を使用しなくてもいいケースもあります。
※この記事はメディカルドックにて<「糖尿病」になったら治療を一生続けないといけない? 3つの治療法・継続するコツを医師が解説!>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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