「タワマンがなんぼのもんじゃい」40代女性作家が98万円で温泉の出る築75年の家を買ったワケ

「タワマンがなんぼのもんじゃい」40代女性作家が98万円で温泉の出る築75年の家を買ったワケ

常に高笑い!? 二拠点のメリット・デメリット

 絶景を眺めながら一杯――二拠点生活は、コロナ禍で注目を集めました。実際にはなかなか難しいという意見も聞きます。高殿さんにとって、温泉つき物件で二拠点をするメリットはなんですか?

高殿:家に帰れば温泉がある、というのは精神衛生上ものすごくよくて。人生、生きてれば、理不尽がいっぱいある。どうしても不本意な境遇を押し付けられたりムカつく奴に会ったりするじゃないですか。そんなとき、「でもこいつらは温泉持っていないしな」と考えられる。霞のようにすべてがどうでもよくなります。

最近タワマン文学なんてジャンルも出てきてますよね。どれだけイキっている人を見かけても、タワマンがなんぼのもんじゃい、私は家に帰ればオーシャンビューで温泉につかれるんだ、貴様らはあるまい、とスルーできる。常に高みの見物、高笑いのムスカ状態です。

――タワマンをはるかな高みから見下ろせる、温泉付きの自室が高殿さんのラピュタになっているわけですね。

高殿:自分のメンタルを、常時自分でリセットできちゃうというメリットは大きいです。常に自己肯定感が高くいられる。これはサプリやブランド品にもできません。健康を生きるために大事なことです。株や仮想通貨と違って、不動産は「現物資産」ですし、二拠点は生活にメリハリがつきます。

――聞けば聞くほど魅力的ですが、デメリットはありますか?

高殿:維持費などの費用がかかることですかね。でも、フリーランスや法人があればある程度は経費計上できますから。よくカフェやシェアオフィスで仕事をしている人がいるでしょう? 月2~3万かかっていてなおかつ家にいたくないと思うなら、二拠点で、家で仕事するという選択肢はありだと思います。あとは、二つの自宅からのアクセス。これを間違えてしまうと大変かと。

自治体による移住支援を利用する手も

窓際のスペース――私は免許を持っていないので、地方で暮らせるのか不安で。

高殿:私も免許・車を持っていないので、いくら魅力的でもどこにも行けないようなところは避けました。私は兵庫出身で、これからの地元に貢献したいと考えています。だから、関西からのアクセスのしやすさは検討を重ねました。

今は移住を推進・支援する制度がたくさんあります。調べればいくらでもあるので、興味がある方はこれを利用してみるのはどうでしょうか。私は都内在住者フリーランスには、移住金も出るし「移住しちゃいなよ」って薦めてまわっているんですけど(笑)。

――東京や都市圏からの移住を推進している自治体は多いですよね。私自身も調べてみたことがありますが、福島県や岡山県など、移住費用をサポートしている自治体はたくさんあります。

高殿:子育ても大病も経験して、もうすぐ50代です。私はいつもご機嫌でいることをモットーにしているんですが、「温泉の出るマンション」がご機嫌度に非常に貢献してくれています。



配信元: 女子SPA!

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