脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「効率化」が幸福を壊す? 脳外科医が教える「タイパを追うほど不幸になる」脳のパラドクス|菅原道仁

「効率化」が幸福を壊す? 脳外科医が教える「タイパを追うほど不幸になる」脳のパラドクス|菅原道仁

良かれと思って続けている「タイパ重視」の生活が、実はあなたの脳を壊しているとしたら……?
脳神経外科医の菅原道仁さんは、現代人の脳が「かつてない情報過多」によって悲鳴を上げていると指摘します。

私たちの脳内に住む「4人の担当者」のうち、今もっとも疲弊しているのは誰なのか。マッキンゼーの調査や脳科学の知見から明らかになる、効率を求めるほど理想の幸せから遠ざかってしまう「脳のしくみ」を解説した『ゆるまる脳 タイパ疲れの時代に効く「脳の新習慣」』から、一部を抜粋してお届けします(リンク先はAmazonページに遷移します)。

*       *   *

タイパを追うほどなぜか満たされない理由

ここから、脳とタイパにまつわる話を始めましょう。
最初に大切なポイントを言ってしまうと、僕たちの「脳」は、タイパを追えば追うほど、望む人生から遠ざかるしくみになっている、ということ。 幸せになるためにタスクを詰め込み、効率を上げようとがんばるほど、なぜか理想の幸せからズレていきます。

それって……なんだかむちゃくちゃ虚しくないですか?
だって、みんな幸せになりたくて、がんばってるのに!
でも、それが、脳のしくみ上、起こりやすいパラドクスなのです。

なぜ、タイパ重視の行動は裏目に出やすいのか。
そもそも、どうしてタイパを追い求めたくなってしまうのか?
その理由が、僕たちの脳内で起きているバランスの乱れにあるのです。

僕たちの脳には4人いる

僕たちの脳は、ざっくり言うと、次の4つの機能を使って、情報を処理していると言われます。
①扁桃体
②前頭前皮質を中心とする、サリエンス・ネットワーク(SN)
③外側前頭前野を中心とする、セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)
④内側前頭前野を中心とする、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)

聞いたことがあるものもあれば、そうでないものもあるかもしれませんね。
それぞれが何をしているかというと、こんなことをしています。

①扁桃体……不安な情報に気づいて、警報を発令
②サリエンス・ネットワーク(SN
    ……すべての情報のうち「何が重要か」を瞬時に判断
      その上で、次の③④のどちらを活性化させるか決める
③セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク(CEN)
    ……脳内の「行動担当」。計画・実行・効率化などを担う
④デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
    ……脳内の「内省担当」。自己理解、他者理解、創造などを担う

そう、僕たちの脳には4人いるのです。

配信元: 幻冬舎plus

提供元

プロフィール画像

幻冬舎plus

自分サイズが見つかる進化系ライフマガジン。作家・著名人が執筆するコラム連載、インタビュー、対談を毎日無料公開中! さまざまな生き方、価値観を少しでも多く伝えることで、それぞれの“自分サイズ”を考え、見つける助けになることを目指しています。併設のストアでは幻冬舎の電子書籍がすぐに立ち読み・購入できます。ここでしか買えないサイン本やグッズ、イベントチケットも。