①「子どもの矯正歯科治療は簡単?」「早ければ早いほどいい?」
「子どものうちに矯正歯科治療を始めた方がいいと聞いたけど、大人より簡単なの?」「顎を広げれば歯並びは整う?」「子どものうちに整えれば、大人になってからの治療は不要?」——こうした保護者からの質問に対し、土屋先生は「すべてが“YES”とは限りません」と語ります。
矯正歯科治療は、相談→検査→分析→診断・治療計画立案→治療→保定という流れで進みます。

特に小児矯正(第一期治療)は、歯並びを整えることが目的ではなく、顎の成長をコントロールし、永久歯が正しく生えるための“土台作り”が主な目的です。
「成長期における子どもの矯正は、決して簡単ではありません。だからこそ、まずは信頼できる専門の矯正歯科医に相談してほしい」と土屋先生は語ります。

②「拡大装置で顎を広げれば安心?」
セミナーでは、拡大装置を使った治療に関する相談事例も紹介されました。例えば、乳歯列期から拡大治療を始めたものの、歯列が広がりすぎて上下の歯が咬み合わなくなったケースや、拡大治療を受けた結果、受け口が悪化してしまったケースなどが報告されました。

「拡大装置は、適切な診断と目的があって初めて効果を発揮します。見た目だけで判断して“今のうちに広げておけば安心”というのは危険です」と土屋先生は警鐘を鳴らします。
