
遠い海外から日本にやってきた外国人たちが「住み続けると決めた理由」に迫るBSテレ東の人気番組「ワタシが日本に住む理由」(毎週土曜夜9:00-)。同番組が10周年&400回目の放送となる4月4日(土)は、「ワタシが日本に住む理由SP【“美食の国”宮崎へ…職人流!うまい食べ方教えます】」と題して宮崎牛、おでん、餃子といった“郷土の味”を巡る。“焼酎大好き”な外国人も大満足の銘酒や地元グルメ、思いがけず日本に住むことになった双子のストーリーを、MCの高橋克典がひも解いていく。
■相棒・繁田美貴アナの代わりに登場した“焼酎大好き”アンさん
番組冒頭、「おかげさまで、この番組も丸10年!放送も400回ということで、本当にこんなありがたいことはありません」と感謝を述べる高橋。しかし突然横に振り向いて「なあ!10年前の俺!」と語りかけた先には、“AI高橋克典”の姿が。「番組が10年続くとはありがたいね」と流暢に話す姿には、なるほど10年の間に起きた技術の進化を感じさせられる。
その高橋が訪れていたのは、宮崎県都城市の島津邸。番組が始まって以降10年の間、何度も足を運んだ縁のある土地なのだという。そしてそこに現れたのが、今回仕事の都合でロケへ向かえなかった相棒・繁田美貴アナウンサーの代わりにやってきたペルー人の“焼酎大好き”アンさん…こと大城アンドレアだ。
アンさんの説明によると、以前彼女が焼酎を学びに訪れた焼酎蔵が都城市にあるという。浅草で焼酎バーを経営している彼女の案内で向かったのは、都城市で最も古い1902年創業「柳田酒造」。通りから見ると立派ではあるものの、見た目には一般家庭のようで“酒蔵”のイメージとは程遠いが…。
しかし勝手知ったる顔で「どうぞどうぞ」と奥へ案内するアンさんに導かれた先は、家の奥に設えられた大きなタンクがいくつもならぶ倉庫。「もう焼酎の匂いが…」と感動する高橋を、五代目の蔵元・柳田正さんが迎えてくれた。
■“理系”蔵元が提唱する「臭さがなくなる芋焼酎の飲み方」
アンさんに“焼酎界のエジソン”と紹介された柳田さん。その片鱗として見せられたのが、柳田さんが調整したという“加湿器”だ。本来はキノコ産業で使われる機械を、芋焼酎の原材料となるサツマイモを保管するときに適した湿度を保つために改造したのだとか。
柳田さんは理系の大学を卒業後、東京で機械エンジニアとして働いていたという経歴の持ち主。「いままでの焼酎造りとちょっと変わった作りが始まっておりまして…」と話すのは、外的要因にポテンシャルが左右される土ではなく“貯蔵庫で原材料を育てる”という工程だ。
貯蔵庫のなかを土と同じ環境に保つためには、「湿度を90~95%に保つ」「温度を15度からプラスマイナス2度以内に保つ」「日の出、日の入りに15分間だけ換気する」といった条件をクリアしなければならない。
「酒も人も、クセある方が好き」というアンさんにとって、ドハマりする情熱の持ち主である柳田さん。しかし柳田さんが近年掲げている目標は、「芋焼酎は臭い」というイメージを払拭する「芋臭さを消す芋焼酎の飲み方」だという。
柳田さんのアルコールと香気成分の動きに着目して「飲む直前に最後の蒸留をおこなうイメージ」という手法が明かされると、高橋も「化学だね!」と感心しきり。アンさんも初めて飲むやり方だと言うのだが、香りからしてすでにツンとくるトゲが抜けていると話す。
実際に飲んでみると、焼酎大好きなアンさんも「芋の甘みが前面に出てきて、コクがすごいですよ」と驚く味わい。さらにこの飲み方に合う料理として「都城おでん」という郷土料理も紹介してもらうことになり、高橋とアンさんの舌を楽しませる。
そんな柳田さんが“これからの最大のミッション”として胸に秘めているのは、現在16歳の娘さんが「お父さんの跡を継ぎたいと思ってくれる」ようになること。実は選んだ芋の品種・香りにもそんな想いが込められていると聞くと、高橋もアンさんも目がまん丸に。楽しい将来への夢まで詰まった焼酎を、大いに楽しむのだった。
番組では柳田酒造のほか、高橋が刑事ドラマのロケで訪れた際にひと目ぼれした美食グルメの名店や、血のつながらないキューバ人双子と祖父を繋ぐ絆の物語に注目。記念すべき400回目の放送は4月4日(土)夜9時から。

