「たった5分」だからきっと大丈夫
大地の素朴な疑問に、胸がチクリと痛みました。
「大丈夫よ、たった5分だもの。理人は寝てるし、みおはテレビ見てたからね」
自分を正当化する言葉が、口から滑り落ちます。 でも、その5分の間に、家の中では私の想像を絶する事態が起きていたのです。
家が見えてきたとき、ヘッドライトに照らされた光景に、私は血の気が引くのを感じました。
わが家の玄関前に、見知らぬ男性が立っている。 そして、その足元には――。 薄暗い外灯の下、裸足にパジャマ姿で雪の中に座り込み、火がついたように泣き叫ぶ理人の姿がありました。
「理人!? なんで、どうして外に……!?」
私はブレーキを乱暴に踏み、車を飛び出しました。
あとがき:信じていた「安全」が崩れる瞬間
「下の子は自分でカギを開けられない」その思い込みが、智美の決断を後押ししてしまいました。子どもの行動は常に親の想像を超えていきます。「ママを追いかけたい」という理人の純粋な本能が、鉄壁のはずのドアを開けてしまった衝撃。
家が見えた瞬間に広がる絶望的な光景に、智美は衝撃を受けたことでしょう。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

