
ゲームクリエイターとしても活躍するマヂカルラブリーの野田クリスタルの超ディープなゲーム番組「野田クリの野望~ゲーム天下統一への道~」(毎週火曜夜9:25-9:54、TOKYO MX/TVerで見逃し配信あり)が、4月7日(火)の放送回で1周年を迎える。そこで今回は、番組で“家臣”を務める青木マッチョとしんやに、番組や“殿”である野田について、また、それぞれの“野望”などを聞いてみた。
■ゲームあり、面白トークありの30分
本番組は、Nintendo Switchソフト「野田ゲー」シリーズをこれまでに3タイトル発売している野田が“武将”に扮し、“ゲーム戦国時代”の雄となるべく、他ではあまり触れていない超マニアックなジャンルや未知の領域を開拓していくゲーム番組。毎回、豊富なゲームの知識を持つゲーム界の“傾奇者(かぶきもの)”と接見し、プレイしながらのゲーム紹介だけでなく、クリエイターやゲーマーたちと制作秘話やマニアックすぎる楽しみ方を語り尽くす。野田と“家臣”たちとの爆笑必至なやり取りも見どころで、ゲームファン以外も大いに楽しめる内容だ。

■しんやは「ゲーム=人生」
――お2人は、この番組が始まる前はどのぐらいゲームされてたんですか?
青木マッチョ(以下、青木):自分は、もう小さい頃からゲームが大好きで、ずっとやってましたね。で、2年前には、お仕事でタイアップのゲーム配信を、毎月40時間配信、1年間続けました。その時は、まだ夜勤もしてたんで、寝てなかったですね。マジでキツかったけど、ゲームは好きなんで、楽しくやってました。
しんや:自分は、本当にゲーム=人生ぐらいの感じでやってまして…。
青木:え?これ、メッチャ嘘なんですけど。
しんや:(大慌てで)いや、でも、ゲームマジでやってました!マジで!
青木:「番組的に…」じゃなくて、ガチで言った方がいいよ。
しんや:ガチだから!いやあの…ホンマに何て言うか…やってました!
青木:普通に(笑)。
しんや:クリスマスプレゼントにはゲームを買ってもらって…。あと、大学の寮生活中は、ほぼ毎日やってました!
――この番組を始めて、ゲームにもっと興味を持った感じですか?
しんや:それはデカいですね。だから久しぶりにゲームの本体を買いました。“Switch2”を。殿(野田)も青木も「全然当たらない」って言ってるんで、自分も「じゃあ応募してみようか」って乗っかったら1発で当たりました!家族で「マリオカート」や「桃鉄」とかのパーティーゲーム系を楽しんでます。
青木:しんやさんは、この番組で知ったゲームを買ったり、「これ、メッチャおもろいから皆でやろうぜ」って周りに言ったりしてて、この番組の影響は大きいと思います。

■番組で知ったゲームの新たな面白さ
――この番組ってマニアックなインディーゲームも多いじゃないですか。
青木:ほぼほぼそうですね(笑)。
しんや:それがおもろいやんな、やっぱ。
青木:これまでゲーム結構やってましたけど、なかなか知れないのもあって。で、やってみたらメッチャ面白い、って発見もあるので、すごいありがたいし、楽しくやらせてもらってますね。
しんや:逆にインディーゲームを知ることによって、改めてメジャーなゲームをやった時の落差がおもろいと言いますか。「やりやすー!」って(笑)。そんなのも楽しめてますね。この番組を見てもらってたら、よりゲーム(ジャンル)の幅が知れて、楽しいと思いますね。
――インディーゲームでスゴい面白いのもいっぱい登場しますし。
青木:ホント、面白いです。「何でコレ知らんかったんだろう」って…。コントローラーが実際のロープになってて、それを引いて登っていくゲームを作ってる人が来たことがあったんですよ。それがメチャクチャ面白かったですね。他にも、メガネがコントローラーになってるのとかいろんなのがあったんですよ。
――この番組きっかけで、好きなゲームのジャンルが変わったりはしましたか?
青木:ボクは、レースゲームとか1人でできるゲームをずっとやってたんですけど、この番組で初めてと言っていいぐらい協力ゲームを色々やらせてもらって、その楽しさを知りました。ちょっと哀しいですけど(笑)。
しんや:自分もバトルゲームで戦うことしかなかったんですけど、この番組で「PICO PARK」や「Chained Together」をやって、「協力ゲームっておもろい」って知りました。
■いい意味でゲームがヘタな出演者が多いのがいいところ
――収録ではゲームの途中で終わっちゃうから、「あとちょっと…」ってなりませんか?
しんや:そうなんです。いつもいいところで「はい、以上です」って(笑)。もっとやりたいですよ。
青木:だから、家でもやりたくなって買うことも多いです。
――あと、人がやってるのを見てると、自分でもすごくやりたくなりますよね。
しんや:この番組は、いい意味でヘタな人が多いんで(笑)、歯がゆいと言うか、「オレだったらできるのに!」みたいな。
青木:メッチャ上手いと、「おぉースゲェ!」で終わっちゃう。
しんや:殿も、ちゃんとヘタな時あるし(笑)。
青木:見てて「もう替わってください」って(笑)。
しんや:殿といえば、収録中、たまに悦に入って(爆笑)、ゲームのことをクリエイターの人とダラダラ喋る時があって…。
青木:ボクたちにはさっぱりわからない会話を。でも、ちゃんと聴いてるフリはしてますけど。
しんや:「ホンマ、早よ終わらんかな…」と思いながら(爆笑)。


■最近、明るくなった野田クリスタル
――お2人にとって、野田さんはどんな方ですか?
しんや:最初は、こんな深い関係になると思ってなかったですね。
青木:もともと本当に暗くて。社交性が無い人だったんで。
しんや:仲良くなる前は、ホンマに暗い人やったよな?
青木:そう。だから、野田さん自身も明るくなってます。ここ最近で。
――距離が縮まったきっかけは?
青木:ボクは、マヂラブさんが「M-1」で優勝した次の年にNSC(吉本の養成所)に入って、“「M-1」王者が特別授業する”って時に、ネタを見てもらったのが最初です。で、「すんげぇマッチョなヤツが居る」ってラジオで話してくれたんですよ。
しんや:自分は番組で共演したことはあったんですけど、その時は面識があるぐらいのレベルで。で、“クリスタルジム”(野田主宰のスポーツジム)でトレーナーを始めて、ジムの会議の時に爪跡残そうと頑張ったら、野田さんが楽しんでくれて、「コイツ、いいやん」ってなりましたね。で、この番組で、絆が確実なものになりました!

■野田は、実はメッチャ後輩思い
しんや:野田さん、「軍団とか作りたくない」って前振りをなぜかいっつも入れるんですけど、自然とファミリーみたいになってました。
青木:野田さんは実はメッチャ後輩思いなんですよ。後輩に仕事をどうやって振るかとか、スゴい考えてくれてて。でも、それって野田さんにとって別にメリット無いんですよ。何なら、その手塩にかけた後輩が何か問題起こすとか(笑)、デメリットの可能性の方が大きいじゃないですか。そういう部分を知れてよかったな、と。
しんや:かなり後輩愛がある人です。
――お2人は、後輩の中でも側近というか、2トップみたいな印象です。
しんや:もちろん。それは否定しないです!
青木:野田さんに近い後輩は何人も居ますけど、自分で言うのも何ですけど、ちゃんと成長したと言いますか…。
しんや:ワハハハハ。いやホントに。
青木:だから、ちゃんと結果を残して、野田さんも喜んでくれたらいいなって。
――お2人は、この番組でいうところの“家臣”ですが、“右腕左腕”だと、“右”の方が位が上じゃないですか。どちらが右ですか?
しんや:あぁ自分です、はい。
青木:周りから見れば自分かな…。
しんや:いやいやいや、オマエはテレビには多く出てるけど、明らかな実力で言えば…。
青木:ボクはNSCで素人の時から見てもらってるから。本当に“育ての親”なんで。こっち(しんや)は、ある程度育った後に出会ってるんで。
■番組2年目の目標は「野田さんとランチ」
――お2人の関係も、この番組で近くなった部分はありますか?
青木:前からちょくちょくメシ行ったりはしてましたけど、この番組も含めて共演する機会も多くなって、1番仲良くさせてもらってます。
しんや:この番組の収録終わりで、時間があれば2人でメシ行くルーティーンになってますね。でも、絶対野田さんは来てくれないんですよ。
青木:「歯医者の予約が…」とか言うんですよ、アノ人。
しんや:あります?オトナで。歯医者で誘い断るって。
――まぁ「芸能人は歯が命」ですからね…。
しんや:古い!いつの時代や!でも、お忙しいのは事実なんで、番組2年目は“野田さんも一緒にランチ”を目標にします。

■しんやが青木をバックハグする理由…
――収録の休憩中に、しんやさんが青木さんにずっとスキンシップしてたのが気になったんですが、あれはいつものことなんですか?
青木:それは、センシティブな問題なんで…。
しんや:いや、全然オープンにしていいです!衣装の布が少ないんで、スタジオがメッチャ寒くて冷えるんですよ。コイツ、メッチャ暖かいんで、くっついて暖をとってるだけです。
――それなら、隣でくっついててもいいと思うんですけど、ずっとバックハグで…。
青木:そうですよね。暖をとるのと関係ない。
しんや:いや、ホンマに暖かいからだけなんやけど…。
青木:言い訳するのがリアルだから。
しんや:ラグビーやってたからかな?デッカいと触りたくなるんですよ。その延長線で、ハグしちゃってるかもしれない。
青木:ボクもラグビーしてましたけど、ボクからはいかないです。
しんや:来てくれないっすね…。
青木:言っても、先輩ですから、そんなことできないですよ。そのケジメは、しっかりと。
しんや:「言っても」って何やねん!大前提やろ。でも、こんな関係性で楽しくやってますよ。

■青木「番組欠席はボクのせいじゃない!」
――“日本工学院”の学祭での公開収録の時、学内でしんやさんが大人気で収録が決まった、って話してましたけど、人気を実感しましたか?
しんや:未来の家臣たち(学生)が、この番組やYouTubeの「居残り家臣」とか切り抜きのショート動画を見てくれてて、キャンパスを回ってる時に気付いてくれる人は多かったです。
――「わぁ、しんやさんだ!」って?
しんや:ガンガン来る人は少なかったですけど…。でも、学生とフレンドリーな交流ができて、楽しかったですよ。発表してくれた自作ゲームも、いい意味で荒削りで面白かったし。最後に、客席の全員がスマホを連打してゲージを溜めてボスを倒す、っていうのもスゴかったな。学祭にもまた呼んでほしいし、あんなイベントを今後もいろいろやっていきたいなと思いました。コイツはまた来ないでしょうけど(※この収録も含め、青木はたびたび欠席)。
青木:いやもう、これはハッキリ言いたいです。本当にボクは知らないんですよ!書いてあるスケジュール通りに動いてるだけなんで!!なのに、スタッフからも野田さんからも、嫌味言われて…。
しんや:一時期、イライラしてる時あったな(笑)。
青木:メッチャイジってくるんで。スタッフの皆さんが。マジで皆キラいな時期がありました(笑)。
しんや:「東京ゲームショウ2025」にも、4日間のうちコイツは1日しか来なくて(笑)。「ゲームショウ」では、毎日、筋肉芸人たちと騎馬を組んで呼び込みをしたんです。7時間叫びまくって、最終日には体力も喉もヤバかったです…。でもすごい規模のイベントで、お客さんとも交流できて、いい経験ができました。今年も出たいです。
■青木の野望は「アカデミー賞」受賞
――番組タイトルに掛けて、お2人の野望を教えてください。
しんや:歴史は繰り返されると言いますか、織田信長が家臣に裏切られたように、いつか殿の寝首を、オレらが取るべきやな。
青木:「オレら」は、やめてください。
しんや:(笑)。殿がふんぞり返ってる間に下は育ってるぞ、と。今は殿がメインの企画ばっかりですけど、いつかしんやメインの企画がもっと増えるように、チャンスを狙ってちょっと頑張っていこうかなと。
青木:しんやメインの企画、今でも多いですよ。1番多いんじゃない?
しんや:今、思い出したけど、“64忘年会inしんやハウス”とか“スーパーしんやクラブ”みたいなのもあったな…。でも、これ以上にちょっと勢力を拡大させたいです。あと、2年目ということで、番組としての幅を広げたいですね。コラボとか。たくさんのオファー、お待ちしております。
青木:ボクは…本当にただの野望ですけど、マジで「アカデミー賞」を獲りたいな、と。こないだ「日本アカデミー賞」で佐藤二朗さんが泣いてるのを見て、メッチャいいな、と思ったんです。「コレ、獲れたらいいな」って、憧れのぐらいの気持ちで。
――俳優転向ですか?
青木:……。転向しないと獲れないですかね?でも、仕事の幅は広げたいです。
――番組的な野望は?
青木:スゴい楽しいし面白い番組なんで、もっと全国にネットされるようになったら嬉しいですね。
しんや:グッズ展開もしたいなぁ。
――番組発信のゲームを出すのも良さそうですよね。
青木:それは、もう野田さんに頼んでて。「作りたいなぁ」とは言ってました。
しんや:でも、お忙しいので。歯医者とか(笑)。でも、こんなに家臣がおるから、他にも動けることがあると思うんですよ。可能性しかないですよね、この番組。
――いつか「ゲームショウ」で発表できるといいですよね。
青木:本来そういう場所ですからね。騎馬戦する場所じゃない。
しんや:「チェキが足らん!」とか言ってる場所じゃない(爆笑)。

■“歌”で天下統一!?
――じゃあ、天下統一をするなら、何でしたいですか?
しんや:歌。昔って、番組から生まれた歌とかあったじゃないですか。イベントの時に、最後にその歌を歌ったりしたら盛り上がるし。だから、「野田クリの野望」で歌手デビューして、営業回りながら天下統一!
――青木さんと野田さんと3人で?
しんや:もちろんです。ユニットとして。今年は、青木が俳優で、私は歌手で。
青木:ボクは歌とかじゃなくて(笑)、やっぱりこの番組の視聴率やTVerの再生数とかを上げて、何かしら番組にかかわることで天下統一できたらいいですね。「見てます」って言われること多いんですよ。

■「まずは1回見ろ!」
――最後に、視聴者に2年目に向けてのメッセージをお願いします。
青木:1年間この3人でやり続けてきて、番組も熟成されてきました。絶対面白いと思うんで、とにかく見てください。自信あります。
しんや:筋肉もあればゲームもあって、何かしらに引っかかると思うし、常に成長し続けてる番組なので、まずは1回見ろ!と。まずはオレを見ろ!話はそれからだ!
◆取材・文=鳥居美保


