
所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜夜10:00-10:55、BSフジ)の第447回「こうなりゃ、緊急会議なのだ。」が10月4日(土)に放送された。所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信する同番組。今回は、バイクショップや工具メーカーからカリスマ2名をゲストに、所が求める道具を作る緊急会議などが見られる。
■求める道具のため、レジェンドたちとの会議が始まる
放送が始まると、「緊急企画会議!」と両手をあげた所。所の部屋には大阪から“ネジザウルス”で知られる工具メーカー“ENGINEER”の高崎社長と、世田谷からバイクメカニックの頂点とも呼ばれる最高峰のバイクショップ“SUNDANCE”の柴崎社長の姿が。所は“理想のプライヤー”を作るため、緊急企画会議として招いたのだという。
プライヤーとはペンチに似た工具で、開口幅を調節できるという違いがある。旅先で何かがあった時は非常に力になるアイテムで、そこに“SUNDANCE”、“ENGINEER”、“世田谷ベース”それぞれのロゴが入ったアイテムがあればカッコいいと所は笑う。そんななかで明かされた今回の議題は「ゴムホースなどを傷めることなくホールドできて、なおかつ通常のバイスプライヤーとしての機能も備えた新プライヤーをつくろう!」だ。
実際に“ENGINEER”から発売しているプライヤーや、ホースをホールドする“ホースクランプ”などを手に語る3人。それぞれにリスペクトを持って、真剣に会議を進めていく。メカニックである柴崎からは工具の“工”は工夫の“工”であるという名言が出るなど、会議は白熱。
バイスプライヤーのかつてないほどの小型化、ゴムホースを傷付けないためにシリコン製カバーなどのアイデアを実現すべく、高崎が用意してきた製品を実際に見ながらイメージがどんどん具体的に。豪華な面子で送られる和気あいあいとした空気のなか、「乞うご期待…」というテロップが表示されるのだった。
■ナメたネジ山から瓶のフタまで…ネジザウルスの汎用性にニッコリの所
場面は変わってガレージへ。2人の社長が帰宅後、のんびりしている所が“ENGINEER”の商品であるペンチ「ネジザウルス」を見せつつ、“ネジザウルス”の思わぬ使い方をレクチャーされたと語る。普段はネジ山がナメてしまったときに便利なネジザウルスだが、実は硬くなって開かないビンのフタなどを開けるのにも役立つというのだ。
なんでもネジザウルスのグリップ部分を使ってフタを挟むと、力が入れやすくなるとか。所は瓶を持ってきて実践すると、「だからやっぱ自衛隊も使うわけだよ!」と嬉しそうに笑っていた。
ちなみに持ってきた瓶は所が普段食べているジャムの瓶らしく、そこから話が脇に逸れていく。「みなさんカビ生えちゃうでしょ?」と話し始めたのは、ズボラな人がやりがちな「バターを塗ったナイフでそのままジャムを取る」という行為がNGという話。バターを塗り終わったら必ずバターをしっかり拭ってから、ジャム用に使う。こうすることでカビが生えにくいというのだ。
他にも「5分でやめる!」と言いながら所が準備を整えて始めたのは、毎朝の日課だという畑の草刈りや梨の確認。1個だけ花から実になった梨が残っていることなどが明かされ、今後の成長に期待をするようすが見られた。
■熱い男達の緊急会議は止まらない
今回の放送では、2人のゲストを招いて所が求める理想の道具を形にするための緊急会議がおこなわれた。今回の会議でイメージが固まってきた理想のプライヤーは、どのような形でお披露目されるのか。続報に期待したい。
道具にもこだわる所の趣味人っぷりはよく知られたもの。高崎社長も柴崎社長も「芸能人の遊びに付き合う」ために来たのではなく、所の知識と情熱を知っているからこそ駆けつけたのだろう。
所が好きなことを好きに語り、好きに展開していく「所さんの世田谷ベース」。次回は10月11日(土)にBSフジにて放送される。また、今回紹介した第447回「こうなりゃ、緊急会議なのだ。」はTVerおよびFODで視聴可能だ。
※“SUNDANCE”柴崎社長の「崎」は、正しくは「タツサキ」。

